10月というのに、、多少汗ばむ陽気のお昼前、友人のTさんが、車でお迎えに来て下さいました。
先週の金曜日のことです。
いつも明るくて、その場にパット花が咲いたよう。
優しさ、気配り、ユーモア、すべてが揃った賢婦人でいらっしゃいます。
私は見習うことがいっぱい。
その日は、6人乗りの大きなホンダの車に乗り、さっそうと運転してこられました.
ゴルフにお出かけの旦那さまが、奥様の愛車を利用されているとかで、「大きな車になっちゃったの」と。
いつも車を運転される時は、手袋をはめておられるTさん。
いつかその理由を伺ったところ、お茶のお手前をする時、手が日焼けしていると良くないから、とおっしゃいました。、
私は、その気配りと優雅さに感服でした。
車には、私より先に乗車された、Uさんがいらっしゃいました。
この方のことを、私は女神さまのように敬愛しています。
もう十年以上、パーキンソウ病を患われ、不自由な生活を余儀なくされていらっしゃいます。
姿勢も、健常な方とは、全く違います。
先日も電話で、
「私に会ったら、びっくりなさるわよ~ますます体が傾いてしまったの」
と、言われたのですが・・・・・・
自分の症状を、まるで他人事のように、明るく元気いっぱいに語られます。
その上、Tさん同様、明るく優しく慎みぶかく、女性の鏡のようなお方。
レストランの店主さんが、私たち全員に一筆認めて下さいました。
大きな字が名前です。この方とは親しいので、人柄を思い浮かべての
一言と思います。Uさんは、この表現そのままのお方です。
お元気な頃には、ブテイックのお手伝いをされていた時期もあられた故でしょうか。
その洗練されたお洒落は、私はいつも参考にさせて頂いています。
お洒落と言えば、Tさんのセンスも抜群で、いつも颯爽としたお姿に、思わず見とれてしまいます。
お洒落を楽しめる年配者は、きっと老いる速度も遅いはず、と信じてやまない私ですが、先立つものがありませんとね~(笑)
話しがまた横道にそれてしまいましたが、そのような重症の身ながら、常に前向きで明るく、積極的に行動をされているUさん。
もう随分前のことです。
パーキンソウ病を患った有名人の著書をご紹介したところ、「私は、そのような書物には、一切関心を持たないようにしているの」と、おっしゃいました。
私は、その時とても反省。
健常者だから、つい安易に、このような本を薦めてしてしまうのだ、と。
本当に辛い状況に置かれた方は、複雑な思いは抱かず、明るい方だけをひたすら見つめ、前向きに生きていこうとなさるものかもしれない、と。
Uさんの明るいご性格から、そんなことが察せられてきます。
むろん、人柄に寄り、千差万別でしょうが・・・・・・
問題意識を掲げて、いろいろな問題に取り組めたり、語ったりする人たちは、ある意味、とても恵まれた境遇の人達かもしれませんね~。
むろん、厳しい渦中にありながら、課題に挑戦し、解決の道を懸命に模索する方々にも、私は心からの敬意を払っています。
しかし禍の最中からはずれた人達が、ますます影を落とすような不用意な言葉を投げかけることは、果たして良いことか悪いことか?
難しい問題です。
福島の問題で、最近よくそんな思いを抱く私です。
福島の方々にも、Uさんのように、不安を乗り越え、明るく元気に普通の日常を暮らせる日が1日も早く訪れますように、と。
私は切に祈ってやみません。
Uさんへの思いが、福島へと・・・・・・・
又また、横道におお逸れ。
いつものことながら、申し訳ありません。
今回、集まった方々は、私を含め6名でした。
二名の方々のご紹介をかなり詳しくお話しさせていただきました.
レストランで待ち合わせた他の三名の方々も、ユニークな話題で、私を魅了してやまない方々です。
まずはIさん。
この方の暮らしを、一昨日、孫のお誕生会で会った長女の婿に話したところ、彼が、とても感心していました。
既に私よりもかなり年上で、70数歳になられます。
それなのに、地域局のFMラジオの音楽番組に、ほぼレギュラー出演されているのです。
もう数年になられるとのこと。
アメリカのカントリー音楽を専門に流す番組のようですが、トークの一部を担って、限られた時間にアドリブでおしゃべりをされています。
五分間、何かしゃべるように、と指示され、即興でしゃべることのご苦労を面白おかしく話して下さいました。。
「五分って、短いって思うでしょ。そんなことないわよ。本当に長いんだから~冷や汗ものよ」とおっしゃられる、Iさん
カントリー音楽に、娘の頃からずっと馴染んできた経歴とその知識をかわれての出演のようです。
ところが、数ヶ月前から、ネットでも放映されるようになり、複雑な心境でいらっしゃるとか。
知ったかぶりをするババ~などと、ネット上に書かれたりもするのですって。
庶民的な雰囲気のする、実に気さくな奥様。
久しぶりに会うと、手を握り締め、「久しぶりね~お元気だった」と、満面に笑みをたたえて、優しいお声をかけて下さいます。
そんな才能がある方には、一見見えません。
私達と全く変わりない専業主婦に見えるのですけれど。
人は見かけでは分かりませんね~
お会いした翌日も、朝から富山に取材旅行で旅立つ、と言われていました。
来週は、北海道だったかしら?
私は、凄い才能!この年齢で、そんな活躍ができるなんて信じられない!、と驚きと感嘆の表情で見つめるのみです。
次にSさん。
このメンバーの中で、一番の美人で、輝いた存在感がひときわ目を引く方。
物静かな方ですが、お美しい賢婦人。
NHKのモニターにもなり、その才能を認められてのことでしょう。
視聴者参加の番組にも、幾度か出演されています。
最後に、Oさん。
お近くに甥御さんと住まれる97歳のお母様のご面倒を見ておられます。
スポーツで鍛えられた、しなやかな美しい容姿からは、年齢が信じられないほど。
私より二つお若いだけとは・・・・・・・
匂い漂うような気品に満ちたお方です。
このように綴っていきますと、何ひとつ取り柄がなく、平凡そのものな暮らしを送ってきたのは、私だけのようです。
いつか、車でお迎えに来て下さったTさんが、「私がいるだけで、その場がなごむ」と、おっしゃって下さったようにも・・・・・・
私の取り柄はそのくらいしかなさそうで、ちょっと問題ありですね~(笑)
共に会食をしたレストランが、実にユニークな雰囲気で、話題満載ですが、今日は長くなりましたので、また次回に・・・・・・・
孫のお誕生会を綴った後にさせて頂くかもしれません。
友人は人生の宝。
そして心の糧。
このかけがえのない友情を、何時までもいつまでも、育み愛しみたい、と願っています。
追記
今、長女から電話。「ママ、ドリブルではなくアドリブよ」と。大慌てで訂正しました。(笑)
用語間違いがとても多い、と常々指摘されているので、その度に教えて、とお願いしたところ、「私はそんなに暇ではない」と言われてしまいました。
今日は親切にも教えてくれたNちゃん。ありがとう。
お立ち寄り下さいまして、有難うございました。
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