盂蘭盆施食会は例年、二時間くらいかけて執り行われますが、今年はすべて中止。
我が家にお坊様をお迎えする盆棚供養も今年はありません。
今回は、本堂の前で受付を済ませ、塔婆料、法要供養料、付け届志納金を収めて終わりです。
受付は、本堂の入り口に間隔を置いて五か所くらい設置され、その前に手の消毒と、感染対策は完璧でした。
母が亡くなった後、郷里のお墓を今の菩提寺に移しました。
受付を済ますと、春のお彼岸以来の久しぶりのお墓参りです。
ところがその日は40℃に迫る厳しい猛暑。
墓地はお墓の照り返しで、特に暑い場所と言われています。
たわしとぞうきんを片手に、墓石を洗う作業に臨んでいると、何だか頭がくらくら。
倒れてしまうのではと心配になるほどに、酷暑が体に堪えました。
「お墓の前で倒れて死ねるなら本望かもしれないわね」と妹とは冗談をを交わしながら、ひと働き。
草取りも済ませ、およそ一時間かけてお墓参りは終了。
この暑さゆえでしょうか、施食会の日ながら、お墓は閑散。
人影はちらほら目に留まる寂しさでした。
妹の車に戻った時、運転席の前の気温計では、外は40度と表示されていました。
気分が悪くなる一歩手前で無事に墓参を済ませた私達。
車に戻った時は、大仕事を終えたような安堵感にしばし浸り、休息しました。
両親は相変わらず仲のいい娘たちの元気そうな姿を見て、さぞや喜んでくれたことでしょう。
その後、お墓参りを済ますと必ず寄ると言っていいファミリーレストランで一服。
スマホの操作方法を教えてもらいながら、おしゃべりに花を咲かせた私達です。
今度会えるのは秋のお彼岸でしょうか。
昨日ヤフーのニュースの見出しで
「制御不能になった新型コロナウイルスの感染」
と言った恐ろしい見出しが目に留まりました。
日本は他の国に比べれば、感染者数は少なく抑えられていると思っていた私ですが、それは余りに甘かった。
政府の対応のまずさにも腹が立ちますが、一人一人が感染防止の意識を高く持って、コロナと闘うしかないのでしょう。
正に臨戦状態のような日々ですね。
長女は14日にお参りに来ると言ってくれましたが、私は今の状況では止した方がいいと伝えました。
次女家族は11日から義父母様の蓼科の別荘に出かけています。
山の上なら絶対に安全ですが、集中豪雨が気になります。
こんな訳で、今年はひとりボッチのお盆。
コロナが早く収まりますよにと、ご先祖様にもお願いしながら、静かに過ごすつもりです。
昨日どなたかがお買い求め下さったアイスクリーム。
余りに美味しそうだったのでご紹介させていただきますね。
贅沢品で、すぐ手は出せないけれど、いつか私も頂きたい。そんな思いになりました。
8月12日記
PVポイントのみ参加しています.
貴重なお時間を割いてまでお読みいただき、本当にありがとうございました。