当地は、梅雨の時期ながら、気温が余り上がらず、蒸し暑さも思ったほどではありません。
例年に比べ、凌ぎやすい日々が続いています。
今朝も、高原の朝のような爽やかさです。
日中は、暑くなりそうな予感は致しますけれど・・・・・・
雨の量も程良くて.
病人がいる我が家ですから、その嬉しさはなお更なんです。
けれど、場所によっては豪雨や猛暑に見舞われ、大変なようですね~
心よりお見舞い申し上げます。
夫は、一時期、ちょっと食欲が落ちましたが、最近は、抗がん剤を打つ前と全く変わらない、旺盛な食欲に戻っています。
その後、いろいろありましたが、体重も以前とほとんど変わりありません。
昨日の入院時に測った際の体重は、前回の時より、三キロも増加していました。
(昨日の記事が、予定外のものでしたから、書き出しから文章が重複したり前後したりで、ごめんなさい)
抗がん剤の副作用もほとんど見られない旦那さま。
その様子を見て、「何と幸運な人」と感じ、心から嬉しく、ほっとしています。
しかし、他に尽きない心配もあるのですけれどね~
食べることは、体力を付け、病気の回復を助ける上で、最大の力となりますから。
何時までも何時までも、今の状態が続いてほしいと願わずにはいられませんが。
果たして、今後どうでしょうか?
入院前日の夕食の献立
食欲旺盛な夫の食後のお膳の様子。
みっともない写真ですけれど、嬉しくて、皆様にお見せしたくなりました。
先日、40℃の発熱といったハプニングで、先生のご指示に従い、慌てて病院にタクシーで往復した私達でしたが。
その時のお話しでは、抗がん剤の治療が長期間に及びそうな感じ。
終了まで、副作用がほとんどないまま、今の良好な状態を維持できるとも思えず、、何とも心もとない限りですが、それを祈りましょう。
T大病院の先生方は、口数はあまり多くなく、患者側からすると、もう少し詳しい説明をしてほしいと願う事もあります。
けれど、心から信頼申し上げているので、むやみに知ろうと言った気も起きません。
簡潔な説明から、ある程度、先は読みとれますので、悲観的にならないように心がけ、前向きに色々想像したりもしています。
無駄な事はおっしゃらない、といった傾向と先生方の雰囲気は、私の旦那さまにチョッと似ているかな~(笑)
この大学の卒業生にありがちな、官僚タイプ型?
そう言えば、肝臓の手術をして下さったN病院の院長先生も、似たご雰囲気でした。
元、T大病院の外科部長でいらしたのです。
あら!お話しが脱線してしまいました。
元に戻しま~す。
赤門 続く画像もすべてT大構内で撮ったものです。
今回の緊急の診察で、CTもとりました。
その結果は、肝臓の癌に余り変化はないようです。
率直に言えば、現状が維持されている、との先生のお話し。
それを聞いて、私は何だか、とてもがっかりしてしまいました。
もともと肝臓に転移した癌は、直径八ミリ程度の小さな腫瘍でしたから、それ以上小さくなりようがないのかしら?
抗がん剤で、癌が消えてしまうことはめったにないようですから。
先生のお話しでは、
「抗がん剤を打たなければ、みるみる大きくなっていましたよ。
現状で、十分効果がある」
と言うことです、とのこと。
八ミリ程度でしたら早期発見ですよね~
それなのに、肝臓への転移が見つかったとはいえ、なぜ直腸がんの手術が延期になったのでしょうか?
同時に出来ないわけではなかったのでは、と、身勝手な疑問を時に抱いてしまう私ですが・・・・・・
先日のお話しの際、放射線副作用による腸の穿孔について、改めて今後の治療方針を伺いました。
手術の際に、そこの手術も行うそうです。
けれど、三か所の手術となり、かなり大掛りな難しい内容のようでした。
そのために万全の準備をした上で、取りかかる必要があり、夫は、抗がん剤で最高のコンデイションを整えなければならないようです。
T大病院
壁の意匠に、伝統の重みが感じられてきます。
かなり難しい手術と聞き、なんだかとても不安。
「負け戦はしたくありませんから」といった言葉を、度々口にされたK先生です。
私は、最近よく夫に言います。
「命がけの手術なら、やらないほうがいいんじゃないかしら?
食欲もあり、日常の暮らしが普通にできるのだから、このままの状態で細く長く生きられた方がはるかに、あなたにとって良い事だと思わない。
危険な手術をして、ひどく体調が悪くなったり、万が一、なんてことになったら、大変!私は本当に悲しいから」
私には、普通の暮らしができていた父が、術後、急激に弱り、間もなく亡くなった苦い思い出があります。
母も簡単な手術でしたのに、その途中で息を引き取りました。
ゆえに元気になれるとの確信が持てない限り、手術に臨むことへの怖さが付きまとい、心配でなりません。
夫は、私の言う事に逆らう事もなく、黙って聞いていました。
私が一人で、思いの丈を、さらに旦那さまに語り続けました。
よくスポーツ選手に使用される言葉に、「イメージトレーニング」というのがありませんか。
私は自己流に解釈し、数日前、この言葉を出して、旦那さまに次のように語りました。
「私には、イメージトレーニングで、あなたの全快を私なりの対応法で、心に描いていて、頑張ろうと言う気持ちを駆り立てているの。
あなたの体の中に巣くっている耐性菌は、とても弱い菌だと、先生はおっしゃっていたでしょ。
又、抗生物質の服用も始める事になったから、それが耐性菌を殺してくれないかしら。
最初の退院後の頃に比べると、見違えるほど血液検査の結果は良好で、体力も付いてきているのだから。
食欲もあるあなただし。
今の調子で散歩も心がけ、健康管理に私達で細心の注意を払っていけば、その内、副作用の穿孔も自然治癒するのではないかしら。
先生も、その可能性が無きにしも非ず、とおっしゃった事があったわね~
私は、耐性菌は体力を付けて撲滅、穿孔は自然治癒(?)で治る事を常にイメージして、今後のあなたの暮らしを見守るつもりよ。
お互いに、前向きの心がけで今後も病と闘っていきましょうね」
言うは易しで、実に勝手な事を述べている私ですが・・・・・・(笑)
イメージ通りになってくれなければ、また新しい前向きのイメージを抱く事にします。
病気を運命として素直に受け入れはするものの、諦め、悲観的に捉えるのではなく、闘うイメージを描くと、とても前向きになれますよね~
その闘いを必ず勝ちぬいて見せる、といった思いがふつふつ湧き、その過程を楽しむ心のゆとりさえ生まれてきます。
一方では仲良く付き合いましょう、といった心構えも大切な気がしますけれど。
とは言っても、こんな勝手な事が言えるのは、妻とは言え、傍観者だからかもしれません。
本当に辛い時は、悲しいだけで、闘う意欲なんてなかなか湧きませんものね~
私は強い人間ではありませんから、特にそうです。
その点、私の夫は、実に冷静で精神力の逞しい人。
お陰で助かり、私は、時に弱気にはなるものの、心丈夫でいられます。
一昨日の入院の際、病室で初めてお目にかかった中年の医師からは、結構悲観的な内容のお話しを伺い、落ち込みました。
私がそれに対し、質問を色々したところ、
「これ以上は、私からはお話しできません。
先生に寄って言う事が変わるようではいけませんから、もっと尋ねたいところがあればK先生に伺って下さい」
とのこと。
私の心は強気になったり弱気になったり、お話しの内容の度に振り回されますが、性格的なものなのでしょう。
一瞬落ち込んでも、すぐ前向きになれます。
たまに弱気な事を言って、旦那さまから注意を受ける事もありますが、概して強気の私です。
この度の医師の説明後も、開き直った態度で、旦那さまを明るく励ましました。
きっと大丈夫。
必ず元気になってくれると、私は信じています。
昨日は信じられないほどたくさんの応援を頂戴し、思いがけない事でしたので、驚き、感激してしまいました。
有難うございました。
ご覧下さいまして有難うございました。
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