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NHK受信料合憲

2017年12月09日 | 時事
「TV20年前設置なら、さかのぼって受信料」 NHK
とりあえず、現行のNHK受信料システム自体は変わらなさそうですな。

民放は、例えば自分の好きなテレビ朝日の「相棒」でいうと、日産自動車がスポンサーとしてついているため、全300話近い話の中に「自動車事故」が絡む殺人事件は自分の記憶を辿る限り1度も起きていません。というか最近は専ら「階段の上など高い所から転落死」ばかりで、最早ギャグの域に達していますが(笑)それは置いておいて、例えばこれがニュース番組だったとしたら、最近の日産自動車の不祥事を厳しく報道できないでしょう。下りられては番組が成り立ちませんし、「スポンサー様の御意向には逆らえない」ってやつですな。
公共放送ではそういうしがらみや圧力とは無縁の制約のない番組作りが出来るのが強みであり、存在意義でもあります。ただし、現状日本ではその公共放送はNHK1つしかないので、「選んだわけじゃないのに受信料を払うのはおかしい」というのも理屈と言えば理屈ですな。しかし放送法があって、「協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。」となっているため、とりあえずテレビを買った時点で受信料は払わなくてはいけない、となっているそうです。ここにまた単身世帯とか旅館経営者とかワンセグはどうなのかとか個別の細かい問題点は付属しますが、今回の裁判はとにかくこの大元の放送法が憲法に定める「契約の自由」に反するとして争われ、最高裁で合憲の判断が初めて下されたと言うもののようです。

そもそも憲法のどこを読んでもこの「契約の自由」という言葉は出てきませんが、色んな記事を読んでいるとどうやら第13条が根拠になっているようですね。しかし13条は「公共の福祉に反しない限り自由」というものなので、思いっきり公共放送は合憲と言っている気もしますが(笑)自分はNHKを見ることが多いので、強制徴収システムでも致し方ないと思っていますが、それなりの額なのでもう少し安くならないものかという思いもあります。「払う」は良いとして「言いなりの値段を払う」状態はまた話が別ですからね。独禁法にも関わってきそうですし・・・ここは公共放送をもう1つ立ち上げ、国民にどちらかを選択させるようにすれば、競争原理も働いて料金も番組内容も改善するのではないでしょうか。

・・・お互いの放送が現状の半分の収入になるのは大打撃かな?共倒れが落ちですな(笑)