《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

ちょこっと東京へ「酔い客のためではなかったのだが…」

2017年05月17日 | Weblog

十数年ぶりに新幹線に乗った。テレビでは見ていたがホームには「柵」が設置されていた。
調べてみると昭和49(1974)年、東海道新幹線の熱海駅に設置されたのが日本で最初のホーム柵。
国土交通省によると平成28(2016)年に設置されたのは665駅とある。
設置目的は「視覚障害者等を始めとしたすべての駅利用者のホームからの転落を防止するための」である。
ホームでの人身事故の6割は「酔い客」とか。その酔い客の行動特性は線路に向かてまっすぐ歩きだすそうである。
そのためホームのベンチも線路に対して垂直に設置されている。


洲本城跡の石垣を視る「石垣の修理」

2017年05月12日 | Weblog

洲本城跡の石垣が修理されていた。石を取り外す時一個一個に水平垂直に墨付けをして番号を付け、
それを元通りにまた積み上げて行く石垣の修理。
石の向きを決める縦横に墨入れがありアルファベットと数字が書かれたテープが貼ってあるのが分かる。
崩す前の図面通りにまた組み上げて行く。
熊本城の崩れた石垣の石は一万個とも。
その一万個の石を元の位置に戻すのには撮影してあった石垣の画像と崩れた石の表面を
「顔認識システム」を利用して元の位置を探るとか。
近代的なシステムを応用するとしても気の遠くなる熊本城の話だ。


洲本城跡の石垣を視る「石工の見せ場」

2017年05月08日 | Weblog

「笑い積み」は大きな石を小さな石で囲む積み方で、大きな口を開いて周囲の石が歯に見え、
笑っているように見えることから名前が付けられたとか。
もっと大きなものは「鏡石」ともよばれ、大坂城・桜門桝形にある「蛸石」
高さ5.5㍍、横幅11.7㍍、表面露出面積が59.4㎡というのがある。施工主と石工が、
目立つ場所に石垣の見せ場を作って自慢するためのものであったらしい。