《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

今昔奈良名所「咲けば八房藤だが…」

2018年05月06日 | Weblog

森下惠介著「今昔奈良名所」に戻る。
春日大社・若宮神社本殿北側のナギの幹に、
蜘蛛の糸が絡んでいるようにしか見えないシーズンオフ冬の藤。
古くから、「八房藤」または「八ツ藤」と呼ばれている。
この名は太いツルが八つに分かれているためとも、
花が八重であるので八重藤から転じたとも伝えられている。
他のフジよりも開花が一週間程遅い。文明元年(1469)の記録が残り、
樹齢は五百年以上と考えられる。宝永年間(1704~1711)に結成された
「春日八ツ藤講」の由来ともなった由緒ある藤。
右下は過去の5月初旬の「八房藤」。

今日の暦:昭和32(1957)年、東海村の原子力発電炉第一号が完成。


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