《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

佐紀路を巡る「平城旧跡1」

2009年03月04日 | Weblog
背の君、仁徳天皇への愛と嫉妬に実を焼いて、一人寂しく筒城宮(つつきのみや)に薨じられた磐之媛(いわのひめ)皇后。平城天皇の寵姫・藤原薬子(くすこ・藤原 縄主の妻)との歪んだ愛に身を過ごされた平城天皇。僧・道鏡を寵愛された成徳天皇。佐紀路に連なる古墳の中には愛憎の波が悲しく眠り続けている。人間とは所詮、愛と憎しみに命を掛けて、その短い生涯を終ってゆくのであろうか。池と古墳と歴史の道を歩むとき、ひとひらの疑問が胸をかすめる。(グラフティー奈良より)
(今日は何の日=1951年第一回アジアスポーツ大会がインドのニューデリーで開催)