月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

困った時の、マキノ高原

2019-10-28 | キャンプ
この土日はキャンプへ行ってきた。
8月の北海道キャンプ以来。
キャンプに一番いい季節なのに、週末は毎週のように雨が続き、なかなか行くことができなかった。
この土日も秋晴れという感じではなかったが、とりあえず曇り&小雨程度だったので、夫と二人で「もう我慢できない!」と、無理やり実行。

「キャンプ芸人」なるものが出てきているくらい、世の中はキャンプブーム。
ワークマンが怒涛の出店を続けているのも、この影響か。

基本的にキャンプシーズンは4月~9月で、特に子供がいるファミリーキャンプは夏場に山・川・海へ遊びに行くついでにキャンプを楽しむような人が多いので、去年や一昨年は10月末の土日はさほど混んでいなかった。
それが、今回直前にキャンプ場を探してみると、どこもいっぱいで焦った。

困った時は、滋賀県のマキノ高原だ。
ここは500サイトくらい張れるので、よほどのことがない限り当日予約でも入れる。
うちも前日や当日に決めた時はお世話になっており、もう3回目。

冬はスキー場になるので、とにかく広い。
緩やかな傾斜の高原のどこにでもテントを張ることができる。
途中で近くの酒蔵に寄って、ここでしか買えない量り売りのお酒を仕入れ、近くのカフェでカレーを食べ、スーパーで買い物をしてから向かった。

今、うちのテントは4代目で、Ogawaのワンポールテント(ピルツ)を使用。
周りにペグを打ってから中に1本ポールを立てるだけなので、私一人でも10分くらいで設営ができる。
いつも夫と二人なので、自然に役割分担もできており、声を掛け合うこともなくそれぞれがテキパキと動く。

今回は急だったので、炭をおこして普通のバーベキューにした。
いつも炭に火がついて焼けるまでにお腹がへるので、家で作った「しっとり鶏胸肉」の残りとバジルソースを持ってきていた。
少し前に京都に飲みに行った時、しっとりした鶏胸肉にバジルソースがかかっているのを注文したら、夫がとても気に入っていたのを思い出し、味を再現してみたのだ。
予想通り、夫は「あーっ!あれやん!」と、大喜びだった。
私はこういう小さな嬉しいサプライズを仕掛けるのが好きだ。

手羽先やハツ、鶏トロ、ホッケ、アスパラ、ピーマンなどを焼き、途中で仕入れたお酒とワインを楽しんだ。
2ヶ月半ぶりのキャンプ。
「またキャンプに来られたことに、感謝だね」と二人で言い合った。

飲みながら、最近あった不思議な出来事について話をし、感情が高まって私はぽろぽろ泣いた。
それは、ここには書かないけれど、私にとってとても大切な出来事だった。
また一歩、快復に近づいた気がした。

夫が敷地内にある温泉に入りに行っている間、私は一人で楽しい焚き火タイム。
火を見るのは心が落ち着く。
寒さを覚悟していたら、わりと気温も高めで、過ごしやすい夜だった。
テントで寝ている時、途中で一度目が覚めたが、家にいるような気がして、ああキャンプ場だったと思い出したくらい。それくらい寝心地の良い気温だった。

朝はコーヒー豆をミルで挽き、コーヒーを淹れる。贅沢な朝だ。
土鍋でご飯を炊いて、ガパオライスを作って朝ごはんにした。ガパオライスは簡単なので、うちではキャンプの定番メニューだ。
9時頃からようやく晴れ間が広がってきて、山がとてもきれいだった。

当たり前だけど、やっぱりキャンプは晴れがいいな。
自然の中にいると、それだけで元気になれる。またもやエネルギー充電!