月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

さらなるエネルギー充電

2019-10-22 | 
16日の夜は、ふみこが遊びに来てくれた。
ビールやワインを飲みながら(いつもより控え目に)、夜中に夫が帰って来るまでしゃべっていた。
再発してから初めて会うので、話もたまっていたのだ。(そうでなくてもよくしゃべるが)
久しぶりにいっぱいしゃべってすっきりした。
なぜか中学生の頃のことを思い出した。
ふみことは、学校でほとんど毎日手紙を交換して、クラスが違ってもよく遊んだ。電話もした。一体何をそんなに話すことがあったんだろうかと思うけど、とにかくずっとしゃべっていた。
35年もしゃべり続けているんだなと思ったら、なんだかおかしくて、でもちょっとホロっとした。

18日の午後は、また中野が来てくれて、今月のおすすめの本と柚子茶を差し入れてくれた。
今回の本も面白そう。次の入院に持っていくまでに読み終えてしまいそうだ。
セカンドドクターとサイモントン療法の話を聞いてもらった。
ストレスがガンには大きく関わっていること、私の性格がガンの要因の一つになっていること、いまそれをクリアしたいと思っていることなど。
たくさん意見を言ってくれて、誠実に話を聞いてくれた。ありがたい。
ふみこも中野も、「私は、私のままでいい」ということを気づかせてくれた。

19日の夕方は、ゆうちゃんといわさきっちと3人で高槻に集まった。
延期の延期になっていた、ゆうちゃんの誕生日会。(本当は8月)
私の好きな、お魚の美味しいお店に行って、美味しい料理と日本酒を少量楽しんだ。
私の病気の話だけでなく、うれしい話もいろいろと聞けていい時間だった。
2軒目はコメダに移動してコーヒーを飲むという健康的な飲み会。
いわさきっちはバスの時間があり早めに帰ってしまったので、ゆうちゃんともう少し話した。
やっぱり私のガンの話が大半だったけれど、「自分を見つめる」というテーマが、どこか学生時代に夢中で二人で話していた1コマのようで、なんだか懐かしかった。
48歳の自分探しだ。

22日は、去年の祇園勤めで出会った「日本酒大好き4人会」のメンバーで飲み会。7月末以来だったので、すごく楽しみにしていた。
もちろんLINEでガンの話と体調は伝えており、私の調子が良い時に飲みに行こうとAちゃんが計画してくれた。
このメンバーは、69歳のおじさんMさん(偉い先生!)、36歳のAちゃん(独身・先月無職に!)と同じく36歳のHちゃん(数ヶ月前に結婚・日本酒専門店に勤務)という二人の女子、そして私という変な組み合わせなのだが、なぜか集まるようになり、なぜかとても居心地が良い。
Aちゃんはとにかく優しい子で、定期的に「かおり先輩ーー!」とこまめにLINEをくれて、私の病状を伺ってくれる。
この日も翌朝から沖縄に旅行だというのに、遅くまで付き合ってくれたし、「体にいいらしいんです」と黒にんにくや黒豆茶やお香などをいろいろバッグに詰めてくれた。(おつまみも入っていたのが面白かった)
Mさんも、飲み会の邪魔にならないような小さなお花と、「オーガニックで悪いものは入ってないから、癒されて」とローズの入浴剤をくれた。
みんなが優しくて、じんとする。
1軒目は立ち飲み、2軒目はすごく素敵な日本酒のお店、3軒目は美味しい餃子のお店。
特に何を話すというわけでもないけど、わいわいと飲んでいたら楽しくて、あー、なんかこのメンバー落ち着くなぁと思っていたら、Aちゃんが「なんか、このメンバー好きなんです。落ち着く―」と言い出して、横でHちゃんも「私も~!」と言っているのを聞いて、みんな感じることは同じなんだなと思った。
Aちゃんは、とても不思議な子。私とは真逆のタイプで、私なんか相手にもしてもらえないと思っていたら、「かおり先輩は私の尊敬する人!」と言って、お店をたたんでからもずっと事あるごとに連絡をくれる。
中学や高校からの親友とは違う、「新しい関係性」だなぁと思う。でもこれはこれで、心地よい関係。ウマが合うというやつだな。

そんな感じでこの1週間は、いろんな人と会って話して、パワーをもらえた。
こうやって振り返ると、再発する前みたいだ。
皆の気持ちを大事にして、元気になろう。