月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

満開の桜の下で

2018-04-01 | 生活
ようやく穏やかな日常を取り戻した。

土曜日は夫と近所でお花見。
川の堤防沿いの桜並木がとてもきれいだ。
毎年ここでお花見をする。


朝からはりきってお弁当を作った。


天気もよく、桜は満開で、最高のお花見になった。




この土日がギリギリの見ごろかな、と話す。
もう散りはじめていて、花びらが歩道の隅にたまっていた。
それを子どもたちが一生懸命集めて、自分の頭の上で手を開いて花吹雪を作って遊んでいた。

夫は横になると、数秒で寝息をたてはじめた。
私は桜を見上げながら、ゆっくりとお酒を飲む。
お猪口の中にも、ひとひら。


とても静かで、とてもゆったりと時間が流れて。

幸せというのは、いつもこんなふうに訪れる。

ちょうど2年前。病室の窓を見つめながら、桜のことを想っていた。

来年は元気になってお花見ができるんだろうか・・・。それとも・・・。

そんなことを考えていた。

1年前、ようやく生えてきた髪の毛を風になびかせて、もう一度桜を見られたことに感謝した。

そして、今年。

きっと毎年毎年、こんなことを思い出すんだろうなと思った。

来年も、またその次の年もずっと、私は夫と二人で、水無瀬川の堤防で、桜を見られたらそれでいい。

それはとても小さいけれど、とても確かな幸せだ。