メキシコの隅っこ

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強盗にはご用心:コマーシャルも役に立つ……?

2008-12-01 14:00:59 | CM・看板
こんな事件があったそうです(日本語記事はこちらにも出ています)。
スペイン語ソースでも情報がやや錯綜してますが、一番詳しいのはこちら
動画によるニュースがあるのはこちらで、
とにかくスペイン語記事いくつかを総合した情報をまとめてみます。

メキシコ北部、モンテレイの近郊で14時ごろ仕事場へ向かっていた34歳男性、
アナデル・カリサレスは、道の途中で白いチェロキーに乗った男女が困っている様子に気付きました。
車が同僚のものに似ていたので、油断したということのようです。

女性のほうは青いブラウスに白いミニスカート、金髪で身長170cmほど。
28歳くらいの細身だったとのこと。
カリサレス氏は、同僚の車が故障したのかと思って自分の車を停め、
近付いてきた金髪女性に、お手伝いできますかと尋ねたところ……
ピストルを突きつけられたのか、車の中の男性が狙っていると脅されたのか、
そこらがちょっとはっきりしないんですが、



こんなことにされちゃったようです。

手をハンドルに通して両掌を瞬間接着剤で貼り付け、
さらにガムテープで手首をぐるぐる巻きにされたとか。
(この写真はガムテープはすでに外した状態のときのものらしいです)
あげくに、持っていた現金(金額は不明)、クレジットカード二枚と携帯電話を奪われたとのこと。

カリサレス氏はこの状態でも、車のエンジンを切っていなかったので、
男女が盗るもの盗ってチェロキーで走り去ったあと、
どうにかこうにか運転して数キロ先の町まで辿り着き、
そこで警察に知らせて、手も外してもらえたとのこと。
まあ殺されなかっただけまだしもでしたね。

警察はカリサレス氏の供述に基づいて犯人のカップルを捜しているようですが、
今のところ成果はなさそうです。

この記事を読んですぐに思い出したのが、このコマーシャル。



これまたツッコミどころの多いコマーシャルではありますが……。
あのセクシーだった胸や足は何だったのよ、とか。

しかしこれがまたありがちなシチュエーションだからなあ。
停まってる車がトヨタかどうかってこと以前の問題のような気がする。

カリサレス氏ももう少しこのコマーシャルをマジメに捉えていれば、
今回車を停める前に、同僚かどうかしっかり確認していたかもしれません……。

とはいえ、私たちもチアパスへ出かけたとき
途中の山道でパンクして困ったことがあって(旅行記その3その4)、
そういうとき停まらずにブンブン通り過ぎる車に、その理由は充分わかっていても、
まったく恨めしく思わなかったかと言うと……どうだろう?
まあ停まってくれた親切な人が、実は強盗だったりするとイヤですしねえ。

いやはや、やっぱり車は故障しないのが一番、ってことですかね。
カリサレス氏、ご愁傷さまでした。