メキシコの隅っこ

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びびりのヤモリ

2008-08-30 12:13:52 | 動物
昨日の晩遅くに、台所の電気をつけて、軽い夜食をとろうとして、
ふと顔を上げたら、びっくりな至近距離にヤモリがおりました。
窓の桟のところです。

いきなり点いた電灯に目がくらんでいるのか、
ピンク色の全身をさらして、コーチョクしてます。
あはは、かわい~、と台所を出てカメラを取って戻ってきても、まだコーチョク。

 

固まっているのをいいことに、至近距離から撮影。
でも、さすがに台所の電球はそんなに明るくないので、手ぶれするし、
うーん、ASA(って言わないの? ISOって言うの? それともまったくの別物か?)を
ちょっと調整して明るくしてみようと思ってカメラをいじってたら、
コーチョクが解けて、消えました。

あら、残念、と思ったけどまあいいか、けっこう何枚も撮ったし、
しかもコーチョクしてるから何枚撮っても、どれもほぼ同じ。

と、カメラを戻して、窓を開けようとすーっと動かしたら……
窓の溝から、びっくり顔が覗いてる~。
笑っちゃったので、もう一度。



光の当たり具合でえらく色が違いますが、同一人物(?)です。
目が猫の目になってるのがよくわかります。
にしても、このビビった覗きっぷりは……(笑。

いや、あのさ、好きなところにいてくれていいんだけど、
窓の桟の隙間は、気がつかないで窓開けたら轢いちゃったりするかもよ?
気をつけてください、くれぐれも。

と思ってたら、一日後の、今さっき。
犬の散歩から帰って、ダンナがまず台所に入って、私もあとから入ると。
また窓の網戸に。



今日はコーチョク時間が短くて、一枚しか撮れませんでした。

ヤモリって、緊張すると尻尾がピン!と上向くんですよね。
前にカンクーン近くの村の研究所に住み込んでいたときも、
洗面所に2cmくらいの子ヤモリがいて、
やっぱり硬直して止まっちゃって、尻尾が斜め上。
あんまり小さくてかわいいので、そっと指を伸ばしても、なおもコーチョク。
頭撫でたら、さすがに3秒くらいして、ピュッと逃げましたけど。

しかし、うち、ヤモリ増えました。
猫がいなくなったらてきめんに。
まあヤモリはむしろ歓迎なのでそれはいいんですけどね。
以前は猫がいるからヤモリも学習するのか、するやつだけが生き延びるのか、
猫が届く低いところにうろうろしているヤツはおりませんでした。
それがこのごろは、床の上でも平気でチョロチョロ。
いやいいんだけどね、踏んづけるから気をつけてください。
グチャッとなったのは、私もイヤです。

そう言えばだいぶ前ですけど、めったに使わないバインダーを引っ張りだしたら、
その奥にヤモリの卵がふたつ並んでいたこともありました。
孵るかな、と思って大事に机の上に置いてましたけど、
光が当たるとダメなのかなあ、動かしたのがいけなかったのかなあ。
とうとう卵のまま、孵ることはありませんでした。
直径1cm足らずの、真っ白な薄い殻の卵でした。