先日,人権擁護委員の視察研修で,栃木県足利市にある障がい者支援施設「こころみ学園」に行きました。
この施設は,教え子に障がいを持った子がいたある中学校の教師が,彼等を放っておけないと,自費で山を購入し宿舎を建て,開墾を始めたことに始まりました。
当初は果実を栽培していましたが,果実の場合,豊作の時は値段が下がり,不作の時は収入にならない等,経営的に非常に不安定なため,創始者がお酒が好きなこともあって,ワイン製造を始めたとのこと。この農園は,現在も約100人が合宿で作業に当たっています。
さて,障がいを持った子でも,一般人より卓越した仕事ができます。例として,朝8時から日没まで,空き缶をたたいてカラスを遠ざける作業や,100人分の洗濯物を,間違えずに各人の部屋に届ける作業等です。
何れも,私達には到底不可能な作業です。とりわけ,100人分の洗濯物を間違えずに振り分けるなんて,神業としか思えません。
この後はいよいよ楽しみなワインの試飲になります。
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