140億年の孤独

日々感じたこと、考えたことを記録したものです。

名古屋フィル#127アーノルド交響曲第5番

2023-03-20 20:28:05 | 音楽
第510回定期演奏会〈アーノルド〉
ヒグドン:ブルー・カテドラル
シューマン:序奏と協奏的アレグロ 作品134
酒井健治:ピアノ協奏曲『キューブ』[委嘱新作・世界初演]
アーノルド:交響曲第5番 作品74

「マルコム・アーノルド交響曲第5番」と入力してChatGPTに尋ねてみた。
『申し訳ありませんが、私は人工知能のチャットボットであり、音楽を演奏することはできません。
ただし、マルコム・アーノルドの交響曲第5番について情報を提供することはできます。
マルコム・アーノルドは、20世紀のイギリスの作曲家で、交響曲や映画音楽などを手掛けました。
交響曲第5番は、1961年に作曲され、同年に初演されました。
この交響曲は、オーケストラのための作品であり、全4楽章からなります。
第1楽章は比較的穏やかで、緩やかなテンポで進行します。
第2楽章は、スケルツォと呼ばれる軽快な楽章で、トリオと呼ばれる中間部分も含まれます。
第3楽章は、バラードと呼ばれる緩やかな楽章で、美しい旋律が印象的です。
最後の第4楽章は、速いテンポのフィナーレで、力強いクライマックスを迎えます。
マルコム・アーノルドの交響曲第5番は、ネオロマン派音楽の影響を受けた作品であり、
世界中で演奏されることが多く、特にイギリス音楽の代表的な作品の一つとして知られています。』

アーノルドという作曲家についてほとんど何も知らないので尋ねてみた。
ChatGPTがどこから情報を拾って来たのかはよくわからない。正しい情報なのかもわからない。
それなりにまとまった文章にはなっている。何か物足りない感じもする。
今回も、いつもそうするようにYouTubeにあった動画で予習した。
美しい曲だと思った。ウィットが効いていて親しめると思った。ジャズも少々入っている感じがした。
ただ、思い入れのある作曲家という訳でもなく、思い入れのある曲という訳でもない。繰り返し聴いてみたいというのでもない。
名フィルのホームページの「聴きどころ」には「今回は『近現代音楽に強い名フィルだからこそ』ということで、
長年温めてきたアーノルド5番をチョイス。」と書いてあった。そんなに何回も演奏される曲ではないと思う。
それを聴かせてくれる指揮者とオーケストラに感謝すべきなのだろう。
でも、この瞬間が過ぎ去ってしまったなら、気迫のこもった演奏が終わり、盛大な拍手で演奏者が称えられ、
アナウンスと共に会場を訪れた聴衆がホールを去ってしまったなら、もうこの曲のことを皆が忘れてしまっているかもしれない。
今日、訪れた人々の中で、この曲をもう一度聴く機会のある人はほとんどいないかもしれない。
ふと、そんなことを考えてしまった。世界には様々なものがひしめき合っている。
多くのコンテンツが視聴者の争奪戦を繰り広げている。価値のないものはすぐに忘れ去られてしまう。
1961年に作られた曲が2023年に演奏されるという事実は、曲に生命力が宿っていることを証明している。
そうは言っても、もっと存在感のある曲が他にもたくさんある。そうするとなかなか順番が回って来ない。
次に出会うのはいつになるだろう? ひょっとしたら次はないかもしれない。そう思うと少し寂しい。
私の自由になる時間には限りがあるということを最近、強く意識するようになった。
いろんな曲を聴いてみたいと考えていた時期はすでに過ぎてしまった気がする。

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