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宮崎やキャメロンのような興行収入を更新する監督は、勝ち続けなければならない宿命に
ある。勝ち続けることは不可能で、いわばその構造を作り出してしまったのが不幸であり、
負けである。逆に、興行的に当たらなくても映画を撮り続けていられる監督――ゴダール、
北野武、押井守などが、不敗の構造を持つ「勝ち」側の監督なのである、と押井氏は語る。
勝ち負けは世間の評価ではなく、自分の中だけの価値基準だということをこの本は教えて
くれる。
押井守の勝敗論第2弾
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政治は知名度を利用した人気投票、経済では「勝ち組」「負け組」、そして格差社会
希望もなく緩慢な死に向かって進むだけの閉塞感に満ちた世の中
そんな世間に合わせる必要はないのだろうが
自分の中の価値基準は彼らには伝わらない。
そして私は分裂する。
「生活のために仕事をする私」と「今、この文章を書いている私」
仕事に専念すれば悩みも少なくて済むのだろうが、それでは面白みがない。
私には極めて偏った美意識がある。
人は様々な方向に偏るものだと思うが、仕事が忙しくて「偏れない人」が増えていると思う。
そんなふうになってしまうと年収だけが物差しの世界になってしまう。
そうなると「モモ」の出番かな?
格付け会社が何を企んでいるのかわからないが
3段階引き下げとかで一瞬にして世界が不安定になる。
自分たちが作り上げたルールで自分たちの首を絞めている。
そうなると押井監督といえども「不敗」を貫くことは困難だろう。
どうしたらいいかは誰にもわからない・・・
えっとそれで「エヴァ特需」ですか?
私にはよくわかりませんが、それでよろしいんじゃないですか・・・
「エヴァ」でも「ミク」でも「寧々さん」でも楽しめればいいと思う。
「バッハ」でも「ドストエフスキー」でもOK!
人生なんて最後は必ず敗北するものだ。
私たちは不可避な死に向かって不可逆な人生を歩んでいる。
そういう自覚があるとないのとでは生き方がちょっと違ってくる。
宮崎やキャメロンのような興行収入を更新する監督は、勝ち続けなければならない宿命に
ある。勝ち続けることは不可能で、いわばその構造を作り出してしまったのが不幸であり、
負けである。逆に、興行的に当たらなくても映画を撮り続けていられる監督――ゴダール、
北野武、押井守などが、不敗の構造を持つ「勝ち」側の監督なのである、と押井氏は語る。
勝ち負けは世間の評価ではなく、自分の中だけの価値基準だということをこの本は教えて
くれる。
押井守の勝敗論第2弾
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政治は知名度を利用した人気投票、経済では「勝ち組」「負け組」、そして格差社会
希望もなく緩慢な死に向かって進むだけの閉塞感に満ちた世の中
そんな世間に合わせる必要はないのだろうが
自分の中の価値基準は彼らには伝わらない。
そして私は分裂する。
「生活のために仕事をする私」と「今、この文章を書いている私」
仕事に専念すれば悩みも少なくて済むのだろうが、それでは面白みがない。
私には極めて偏った美意識がある。
人は様々な方向に偏るものだと思うが、仕事が忙しくて「偏れない人」が増えていると思う。
そんなふうになってしまうと年収だけが物差しの世界になってしまう。
そうなると「モモ」の出番かな?
格付け会社が何を企んでいるのかわからないが
3段階引き下げとかで一瞬にして世界が不安定になる。
自分たちが作り上げたルールで自分たちの首を絞めている。
そうなると押井監督といえども「不敗」を貫くことは困難だろう。
どうしたらいいかは誰にもわからない・・・
えっとそれで「エヴァ特需」ですか?
私にはよくわかりませんが、それでよろしいんじゃないですか・・・
「エヴァ」でも「ミク」でも「寧々さん」でも楽しめればいいと思う。
「バッハ」でも「ドストエフスキー」でもOK!
人生なんて最後は必ず敗北するものだ。
私たちは不可避な死に向かって不可逆な人生を歩んでいる。
そういう自覚があるとないのとでは生き方がちょっと違ってくる。