鳩ぽっぽダイアリー

鎌倉→北千住→千葉県在住。
いけばな(小原流:休止中、花朋の會:2018年4月~)。日々のできごとなど・・・

竹べらを削る

2013-10-11 18:44:43 | いけばな
先週、徹夜での仕事があってからゆっくり休める日がなく、
今日はずる休みしてしまいました。

2時に寝て、起きたら13時。。
外は天気が良く、気温も高い。
洗濯物がよく乾きそう!
と、パンを焼きながら洗濯機を回し始める。

一通り家事をやって満足したので、
時間ができたらやろうと思っていた「竹べら」を削ることにしました。

竹べらは、立て花をこみ藁に立てる時に使います。
こみ藁を花器にセットしたら枝を挿す時に、竹べらをまず差し込んで
込み藁に枝を挿すスペースを作りながら枝を挿すのです。
こうすることで藁を傷めず、枝を楽に挿すことができます。

お稽古ではお借りしていたのですが、
竹串用の竹の割ったのを幾つかいただいていたので、
それでそのうち竹べらを作ろうと思っていたのです。



新聞紙の上で道具などを並べました。
竹と、鉈(なた)、小刀です。
刃物は道場で買いました。
立て花を立てるときに使います。

こんな鉈を・・・?
と思われるかもしれませんが、
習っていた立て花ではいけばなに必要な道具(竹串など)も
作るところからがいけばなです。
(先生は生ける事を「花をする」と表現されます)
また、太めの枝を挿す時には、挿す方を鉛筆の先のように
削りますが、そのときにも鉈を使います。



下に木か太い雑誌などを置いて、その上に竹を立ててしっかり
押さえます。写真を撮るために左手を外していますが、しっかり
竹を押さえます。
そして、鉈を竹にあて、軽く竹にめり込ませたら
トントンと竹ごと持ち上げて地面に叩きつけます(強くやらなくて良いです)。
つまり、刃の方を上下するのではなく、竹を上下させてその振動で割るのです。
こうすると力は要りません。

適度な幅にしたら、細かい削りは小刀で。



刃をしっかりあて、竹の方を手前に引きます。
これも力は要りません。
刃物を扱うときは、刃を動かすのではなく、切られる方を動かします。
(包丁もね)
下手だと変に力が入ってうまく削れません。
刃の先を微妙にコントロールするのは楽しいです。
刃物を使う人はぼけないといいますが、微細な感覚を実際に動作するのは
脳を使うんでしょうね。
頭がほかほかしてきます。



じゃん。
確かこんな形だった。
もうちょい先は細かったかな?
ま、使いながら微調整すればいいや。



竹は内側の白い方を削ります。
先の方はある程度薄くします。



先は、真ん中に向って山になるように削ってみた。
ぜんぶ平らじゃなくて。

後はやすりで滑らかにしたら完成ー♪




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2 コメント

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秋ですね。 (nageire)
2013-10-14 11:44:25
「花をする」良い言葉ですね。
やはり花とは、花を器にいれるだけでは無く
準備も「花をする」なのですよね。
返信する
nageireさんへ (kama-kura)
2013-10-17 22:53:10
急に寒くなってきて、コートを購入しました。
秋が一気にやってきそうですね。
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