鳩ぽっぽダイアリー

鎌倉→北千住→千葉県在住。
いけばな(小原流:休止中、花朋の會:2018年4月~)。日々のできごとなど・・・

第50回 鎌倉薪能

2008-10-09 00:41:03 | 鎌倉の催し
今日(10/8)と明日、鎌倉宮で第50回鎌倉薪能が開催されます。
去年はチケットをとっていたものの、
天候不順で中止。
今日も横浜などは3時過ぎまで雨で
ひやひやしましたが、無事開催されました。

開演の17時はまだ少し明るいですが
段々と暗くなっていきます。
鎌倉宮の周りは大きな木がたくさんあって
深い森の様相。
虫の声が響き、金木犀の香りが漂う中、
薪に火が入れられます。

能は学生の頃、国立能楽堂で見たことがありますが
今回違ったのは神事が執り行われたこと。
私達も頭を下げ、祈りを奉げます。
それから弁慶のような格好の僧兵(衆徒)が複数現れ、
(説明によると「だれにも邪魔されない」ように。
警護、薪能を仕切る役目です。)
法螺貝が吹かれました。
(これがちとへたっぴで笑いがこみ上げてしまいました。。)

演目は、
●素謡「翁」:金春流(こんぱるりゅうと読みます)
●能「羽衣」:観世流
●大蔵流狂言「地蔵舞」
●能「土蜘」:金春流

地蔵舞と土蜘が特に楽しかったです。
狂言はほんとに楽しいです。
言ってることもほぼ分かりますし、
おもしろおかしいやりとりで観客から笑い声が上がります。
(これから見る人のために詳しくは言いませんが)

ところで「翁」。
過去50回の中で4回を除いたすべてで演じられています。
これには意味があるそうです。
ぜんぶ言ってしまうとおもしろくないので
見た人だけのお楽しみにしましょう。

今回第50回ということですが、
第1回はなんと昭和34年!!
そこから毎年行われています。
(今は有料ですが、以前は無料だったそう)
記念すべき50回目で、しかも今年は
鎌倉宮の御祭神の護良親王御生誕700年。
第1回と同じ演目(羽衣)も組み込まれた記念講演です。

演目は写真禁止なので、休憩時間に舞台をパチリ。
最後の写真は雰囲気だけ伝えたかったので
パンフレットの写真をお借りしました。

かなり冷え込みますので、あったかい格好が良いです。
甘酒やお弁当など売ってます。






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2 コメント

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Unknown (mechi)
2008-10-09 14:13:06
今年は 天気のほうは
大丈夫そうですね?

雨が降ると延期じゃなく
中止になるんですね

私は 見た事がないですが
こういう機会があると
経験しておきたいです

東京の生け花展は今日でしたね?
楽しんできて下さいね(^_^)
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Unknown (おとこのいけばな)
2008-10-10 11:51:26
薪能、いいですよね~。
背景が全て部隊の一部のようにも見えます。
難しい部分もありますが、「空気感」がいいです。

また来年まで待たなければなりませんね。
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