鳩ぽっぽダイアリー

鎌倉→北千住→千葉県在住。
いけばな(小原流:休止中、花朋の會:2018年4月~)。日々のできごとなど・・・

海棠が見頃・・・『妙本寺』

2008-04-06 01:42:25 | 鎌倉の寺社


鎌倉駅から歩いてほんの数分。
比企ヶ谷というところがあります。

これは幼稚園。
こんな幼稚園に通いたかったかも・・・



妙本寺。
日蓮宗のお寺です。
全国の日蓮宗寺院のなかでは身延山久遠寺、池上本門寺とならんで最古の寺だそうです。日蓮の像(非公開)は日蓮が生きていたときに作られたとか?



いつもは素通りしてしまう案内を何気に見ると、
”小林秀雄の「中原中也との思い出」”に、
「妙本寺境内に、海棠の名木があった」とあります。

そういえば、今は海棠の季節。
でも、このお寺で海棠の花はまだ見たことがない。

中原中也というと、独特の音と世界観の詩で
結構好きだったのを思い出しました。
詩集も持ってます。
最愛の子供を亡くし、失意の中、
自身も病に倒れ亡くなったという
寂しくなるような生い立ちが
詩の情感と重なってちょっと感傷的になります。

そっか!
中也って山口の人だけど、鎌倉にいたことがあったんだ・・・。
告別式は鎌倉の寿福寺だったそうです。
知らなかったなぁ・・・



おぉ~!!!
すごい!
5メートルくらいはあるでしょうか。
海棠の木が大きい物で3本。
そのうち本堂に向かって左の2本が7分咲きで見事です。
人もいっぱい来てました。

一眼レフ持ってくれば良かった~!!
もう4時過ぎだし、桜ももうそろそろ盛り過ぎたしと
思って油断した・・



海棠って、ピンクが濃くて蕾はさくらんぼのように下がってますね。



右の木はこれからですよ。
よっしゃ!



日蓮さん。

この妙本寺がある比企ヶ谷は、かつて比企一族の屋敷があった地域です。
比企能員は源氏の重臣であり、比企の尼は頼朝の乳母でした(頼朝が伊豆に
流刑になった際、よく助けたそう)。
能員の娘、若狭局は2代将軍頼家の嫡子一幡を生みました。

比企氏の勢力拡大を恐れた北条氏によって、
比企一族は滅ぼされ、その弔いのために妙本寺が
この地に建てられたのだとか。

一幡も5歳くらいで北条氏が攻めてきたときに
火に包まれて亡くなったそうです。
お墓があるのですが、幼い頃に亡くなったことが
分かるので、かわいそうに思います。
ここに来ると必ず手を合わせます。



山門を内側から見た写真。
桜がはらはらと舞っていました。



枝垂れ桜もありますが、もうだいぶ散っています。



楓ですかね?
よく見ると、小さな花が・・・



椿もまだまだ見頃。
なんてくっきりした色合いでしょう。



スミレも。
シャガももう咲き始めています。
見頃はもう2週間くらい先でしょうか。

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2 コメント

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楽しいです~ (monta)
2008-04-06 17:08:22
仏像って撮影させていただいても大丈夫なんですよね?
日蓮さんは銅像だから大丈夫なんでしたっけ?
ふと思いましたが、開祖の方々はお坊さんなんでやっぱりみんな坊主頭ですね(笑)。
親鸞聖人もツルツル頭ですしね。(って、くだらんコメントすいません(爆))
桜、もう葉桜になってますね!やっぱ早いなぁ・・・。

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montaさんへ (kama-kura)
2008-04-06 23:01:07
仏像はたまに「撮影禁止」って書いてあるとこも
ありますねぇ(本堂内とかのは)。
この日蓮さんのように外にある像はだめっていうのは
見たことないです。
坊主、一回やってみたくないですか?(ナイですね・・)
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