最近は夜明けが、少し遅くなって来た感じがする。
盆が過ぎたら、夜明けが遅くなって来た事を、実感するかも。
ポイントに入ると、朝の内は西風が吹いている。
潮行きも、上り潮が0.6ノット前後で流れている。
問題なのは、下潮の速さ。
下潮が動きだしたら、着底が取りづらくなる。
下潮が、早くなる前に、何とかアタリを捕らえたい。
右田さんに、アタリが来た。

「小さいですね」
最初のアタリは小さくて、鯖子を連想させる。
しかし、海面に近づくに釣れて、急に走り始めた。
「鯖かな」
姿が見えたのは、ハガツオだった。

まずまずの大きさのハガツオが、上がってきた。
夏のハガツオが、出回って居るようだ。
塩田さんにも、アタリが来た。

アヤメカサゴが、上がってきた。
今日の天気予報では、午前10時過ぎには南東の風に変わる予報。
それまでに、何とか釣果を上げていきたいが…。

右田さんに、強いアタリが来た。
ラインが、引き出されている。
獲物の走りが止まり、巻き上げに掛かる。
「重たいですね」

上がってきたのは、5キロクラスのニベだった。
最近の海は、エソが元気が良い。
「鯖かな」と思うアタリの殆どが、エソが上がってくる。
「エソが元気なら、他の魚も元気な筈」
ポイントを移動して、右田さんにアタリが来た。
獲物が右に左にと、走り回っている。
海面近くに、緑が濃い背中が見えてきた。
ハガツオが、また、ヒットしてきた。

ベイトの正体のアジゴを食べて、少しずつ大きくなっている。
ベイトの居るところには、ハガツオが付いているのだろう。
塩田さんにも、アタリが来た。
仕掛けのホール中に、アタリが来た。
すると、船から離れた処で、シーラがジャンプした。
「シーラが、鯛ラバに食い付いてきた」と、大笑い。

俗に言う「ペンペン」サイズのシーラだ。
右田さんの仕掛けに食い付いたエソを目掛けて、シーラが食い付いてきた。
一度食い付いたら、もの凄い走りで、ラインを引っ張っていく。
2匹のシーラが、エソの取り合いをしている。
その走りの速さと、魚体の大きさに、ラインが切れた。
仕掛けを作り直し、釣りを再開。
仕掛けの回収時の早巻きに、又しても、シーラが食い付いてきた。
右田さんのラインが右に左にと、海面を切り裂くように走り回っている。
寄せるのに、少しだけ時間を要した。

5キロクラスの、シーラが上がってきた。
シーラの走りを、細い鯛ラバの仕掛けと竿で寄せてくるのは、チョットきついやり取りだった。
塩田さんが、針掛かりしてきた鯖子を流すと、それにもシーラが食い付いてきた。
しかし、食い付きが浅かった様子。
今度は、アジゴをエサにして、流していく。
一発で、シーラがヒットしてきた。


上がってきたシーラは、良型。
4キロクラスの、雌のシーラだ。
シーラの強い引きを楽しんでいる頃には、風が南東に変わっていた。
沖合には、白波がチラチラしている。
ウネリも、少しずつ高くなってきた。
風を嫌って、帰り始めた船もいる。
南東の風の中、暫くは竿を出していたが、風が再び強くなってきたのを見て、納竿とした。