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釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

12月11日 やっぱり吹いてきた東風

2016年12月11日 | 日記
夜明け前の船着き場は、北西の風がやや強く吹いていた。

「お早うございます。今日も風が強いですね」

「海上は風が北東になるのですかね」

東の空が明るくなり始めた頃に、港を出てポイントを目指す。

沖合に出るに従って、北西の風が強くなってくる。

「今日も北東からのウネリとぶつかって波立ってますね」

波も1.5メートルは有りそうで、船が揺れる。

「場所を変えましょう」

追い波に気をつけて、南方向に走っていく。

大島沖のポイントにはいると、風が真北から北東に変わり始めた。

「風が強くなりそうですね」

Bさんと塩田さんが、直ぐに竿を出して釣り開始。

一投目から、Bさんと塩田さんに、アタリが来た。



出足は、最高だ。

「余り引かないけど何だろう」とBさん。

「多分、鰺です」と塩田さん。



美味しそうなタチウオと、丸々と太った良型の鰺が上がってきた。

「来た!」

Bさんにも塩田さんにも、連続して当たりが来る。



塩田さんには、良型の鰺が連発。

Bさんの竿も大きく曲がって居る。

しかし、「あっ…」と言う声とともに、竿先からアタリが消えた。

「針が外れてしまった。なんでか…」

Bさんには、珍しい事だ。

そのBさんに、今度は青物を思わせる強いアタリが来た。



竿先が、海面に突き刺さるように、曲がっている。

しかし、これも途中で逃げられてしまった。

釣りには、その日のリズムがあると、私は思っている。

風や波、潮の動きなど一寸したリズムの変化で、いつもの調子が上がらない。

今日のBさんは、そんな感じなのだろうか。

「又来ますよ」

巧く声が掛けられないが、私なりの「頑張ろう!」のつもり。

塩田さんは、順調に鰺の釣果が伸びている。



丸々として、脂ののった美味しそうな鰺だ。

しかし、気になっていた風が真東に変わって「爆風」に近い状況になってきた。

東からのウネリも、一段と高くなってきた。

船仲間達からも「危ないから内場に入る」と、連絡が来た。

私も危険は避けて、内場に移動する。

ウネリの高さが、目線より上になってきた。

内場には、既に多くの船が来ていた。

鰺、鯖の魚影が確認できるので、此処で竿出しする。

直ぐに、塩田さんとBさんにアタリが来た。



塩田さんが、鯖を連続して釣り上げる。

ホウボウもヒットしてきた。

風に吹かれて、ホウボウの羽が広がり、空を飛んでいるように見える。



Bさんのアタリは、ガンゾウヒラメだった。



この内場でも、沖からの東風が強く吹いてくる。

「やっぱり、東風が吹いてきましたね。予報通りでしたね」

帰りの道中は、沖から寄せているウネリの白波を立てながら、港に入った。