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釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

12月3日 久し振りの微風、べた凪

2016年12月03日 | 日記
「お早うございます。北西の風ですね」

「風が強くないですかね」

「多分、大丈夫でしょう。釣れると良いですね」

吉行さんを乗せ、ポイントを目指す。

今日は、朝間詰め夕間詰めを狙って一日釣り。

最初に入ったポイントでは、なかなかアタリが出ずに一寸苦戦する。

ベイトはいるのに、アタリが来ない。

「ポイントを変えましょう」

船を北東方向に走らせる。

「満潮を過ぎて、引き潮が動き出す時を狙いましょう」

最初のアタリは。吉行さんと一緒に竿を出していた私に来た。



サゴシのスレ掛かり。

まずまずの型の、サゴシの背に針が掛かっていた。

直ぐに吉行さんにもアタリが来た。



私と同型のサゴシだった。

「結構引きましたね。まずはボーズは逃れました」と笑顔が良い。

船は0.6ノットくらいの速さで、北東に流れている。

上り潮が、ゆっくりと沖に払い出している。

吉行さんにアタリが来た。



上がってきたのは、2キロ超のハガツオ。

海面近くに来てから、船の下に何度も走っていく。

この時の走りが、又強烈に速い。

竿先を海面に突っ込んで、ラインが船底に触れるのを防ぐ。

「良い型のハガツオですね」

「前回釣ったハガツオより、一回り大きい感じです」

これで、調子を上げていける、と思った。

しかし、思うようにいかないのが釣り。



ここから、アカヤガラの4連発。

それも、良型ばかりがヒットしてくる。

「私は高級魚でも、このぬるぬる感が嫌い」と、直ぐに放流。

「半分近くは頭だし、釣り上げたら回転して抵抗するしね。美味なんですけどね…」

「ポイントを変えましょう」

次のポイントは、水深が70メートルとちょっと深くなる。

釣りを初めて直ぐに「あれなんですか。鮫ですかね」

吉行さんが海面を指さして、何かを見ている。

その指さす先には、海面に何かの背びれが見えている。

「あれ、カジキですよ。芭蕉カジキだと思いますよ」

私も、はじめてカジキが近くを泳ぐのを見た。

珍しい魚の背びれを見ていたら、吉行さんにアタリが来た。

「来た。なんか来ました」



竿先を激しく叩くアタリ。



上がってきたのは、良型のイトヨリダイ。

久々に、大きなイトヨリダイを見た。

「これ白身で美味ですよ。高級魚ですよ」

イトヨリダイよりも、もっと高級魚が直ぐにヒットしてきた。



1キロ超の白甘鯛。

「最初の引きは強烈ですね。竿が突っ込みましたよ」と笑顔。

甘鯛は形の割には引きは強く、最後まで抵抗する。

これから正月に向けて、釣り上げたい魚だ。

「吉行さん、初めてのポイントに行ってみませんか」

「行きます。楽しみです」

船を南東方向に走らせる。

午後になると、北西の風も微風になり波も穏やかになった。

滑るように走るとまでは行かないが、気持ちよく走るのは久し振りだ。

ポイントに入る頃には、潮行きは0.4ノットくらいと遅くなっている。

「潮の動きがイマイチになってきましたね」

そんな状況が変化した中、アタリが来た。



私には良型のハタが来たが、名前が出てこない。

「真ハタモドキかな…分からない」

吉行さんには、レンコダイが来た。



続けて、タチウオも来た。



「指3本くらいですかね」

「5本くらいのが欲しいところですね」

夕方が近付いた頃、ベイトの柱が出てきた。

吉行さんと一緒に仕掛けを落としていく。

「良い感じのベイトですね」

すると、私の竿に強烈なアタリが来て、ドラッグ音が鳴り響いた。

「青物かな。重くて走ります」



時折抵抗は見せるが、最初の走りを止めてからは、重々しい横走りを見せて、なかなか上がってこない。

「見えた。真鯛です」



上がってきたのは、3.5キロ超の雄の真鯛。

「来ましたね。青物かと思う走りでしたね」

ジギングで釣る、鯛の走りも楽しい。

ベイトは徐々に増えているのだが、この鯛を締めに帰港することにした。

「次は、私も鯛を釣ります」

吉行さんが力強くリベンジを誓って、港に向かって船を走らせた。