今回は、CINEKKOR TELEPHOTO 38mm F1.9というレンズを使ってみました。
このレンズ、Japanと刻印がありますが、製造メーカーをはじめ、仔細不明です。下は可視光におけるCine-NIKKOR 38mm F1.8との比較画像です。左：Cine-NIKKOR、右：CINEKKOR 。顕著な差はみられません。
次は紫外線写真の比較です。
左から「ホワイトバランス：オート」「ホワイトバランス：電球」「グレースケール化」です。上の画像がCine-NIKKOR、下の画像がCINEKKORです。
CNEKKORの画像は背景が緑になりました。フィルターで可視光線を遮断しているはずなのに、何故こうなるのか全くわかりません。
カメラのカシオEX-H30にはホワイトバランスを調整できる機能があります。これで調整してみた画像が、下の画像（補正無し、切り出し画像）です。Cine-NIKKORの画像に近いものになりました。
フィルターの違いやレンズの違いで色が異なりました。CCDやCMOSといった撮像素子タイプによっても出現する、色が異なると推測できます。紫外線写真に出現したカラーは疑似カラーであって、これが正解というのはないのだと思います。しかし、この色の出現は、例えば「紫外線吸収量に関係した現象」とか、何か意味のあるものだと思っています。
以下、カシオEX-H30（改造）＆ CINEKKOR TELEPHOTO 38mm F1.9 によるサンプルです。左が可視光撮影、右が紫外線撮影です。
