改造ジジイOLD

ご訪問くださりありがとうございます。主に改造ネタがらみの記事や山日記を投稿しています。

バカ尾根タイムアタック(塔ノ岳)

2015-05-29 23:35:21 | トレッキング・登山

5月27日、丹沢、塔ノ岳(1491m)に登ってきました。

ルートは大倉バス停(標高280m)を起点とする大倉尾根(俗称、バカ尾根)ルート。塔ノ岳山頂までの標高差は1211mあります。

この標高差は、日光男体山を二荒山神社から登ったときの標高差とほぼ同じで、ジジイにとっては最大のものです。

男体山は短距離急登型の山なので2時間以内でなんとか登れましたが、大倉尾根ルートで塔ノ岳登頂2時間以内を目指そうとすると7kmという歩行距離が問題になります。

大倉尾根ルートを大まかに分析してみると、スタートから堀山の家(標高960m)までは、平均して傾斜がゆるく、4.7kmで680mアップ。堀山の家から塔ノ岳山頂までは、傾斜がきつく、2.3kmで531mアップとなっています。

堀山の家まで68分以内というのが2時間切の目安になりますが、それだとこの区間4.1km/h以上の速度が必要になるわけです。

4km/hの速度を維持して登ってゆくことがどんなことなのか想像できませんでしたし、それ以前に、塔ノ岳に登ること自体はじめてでした。それに、単独行ではなく、妻同伴でしたので、「2時間切り」については「あわよくば」的な気持ちで登りました。

大倉バス停を午前9時30分スタート。道標に従い舗装道路をすすんでゆき、明快な登山口というのがあるのかないのかわからないまま登山道に入ってゆきました。

早歩きではあるのですが、通勤歩きよりはやや遅いといった感じのペースです。

塔ノ岳まで5.2kmとある左右の分岐は、右をチョイス。茶屋のある左は帰りに通ろうと思いましたが、帰りも同じ道を下りてきてしまいました。

分岐が合わさり、ほどなく見晴茶屋を通過。ここまで30分ちょうどでした。、これがはやいのか遅いのかこのときはわかりませんでした。

部分部分で斜度のきつくなるところがありましたが、そういうところは高度をかせげますので、がんばって歩き午前10時22分駒止茶屋を通過。

この先いったん下り、少し急なガレ場を登り返して、10時34分、チェックポイントである堀山の家に到着しました。

スタートからのスプリットタイムは1時間4分、予想を上回る好タイムでした。残りは2.3kmで531mアップ。ここを55分で登れば2時間切りです。

どうしても狙ってみたくなったジジイはここで妻に頂上集合を告げ、単独タイムアタックモードに入りました。

バカ尾根コースは階段地獄といわれますが、このへんは、筑波山の薬王院コースで慣れていましたので、苦には感じませんでした。

しかし、暑さが辛かったです。花立山荘付近はさえぎるものがない灼熱地獄でした。

1リットルの飲料水を持って上がったのですが、足りなかったですね。熱中症になりはしないか心配になりました。

だれた登りになっていましたが、急登区間なので、それなりに高度を稼ぐことができ堀山の家から26分後、花立山荘を通過。

花立山荘上の階段、登りきったところが頂上のように思えたのですが、実は途中のピークでした。

ここに立つと、視界の先に、今度こそ塔の岳だろうと推測できる山が姿を現しました。

でも、けっこう遠く感じたので、ここからスピードアップ。いったん下って両端の切れた鞍部を経ての登り返しです。

このへんは樹木が太陽光線をさえぎってくれ、ジジイも息を吹き返しました。

そして、最後の階段を登りきって登頂!堀山の家から45分、大倉からのコースタイムは1時間49分46秒でした。

妻はタイムなどを全く意識していなかったのですが、それでも1時間56分14秒で登りきり、二人そろって2時間切りを達成することができました。

頂上で腹ごしらえをして午前11時41分下山開始、来た道を下りました。

今回はカメラを家に置いてきてしまいました。撮影に時間を食われなかったおかげで2時間を切れたのかもしれませんが、画像を残せず残念でした。

しかし、長距離でもそこそこ歩けることがわかりましたし、山での時速4km/hというのがどれくらいの速さなのか体感できました。充実した山歩きでした。

コースデータ

大倉バス停(9:30)-見晴茶屋(10:00)-駒止茶屋(10:22)-堀山の家(10:34)-花立山荘(11:00)-塔ノ岳山頂(11:19)  登り1時間49分46秒 (休憩なし)

塔ノ岳山頂(11:40)-大倉バス停(13:23)  下り1時間43分 (休憩なし)