改造ジジイOLD

ご訪問くださりありがとうございます。主に改造ネタがらみの記事や山日記を投稿しています。

地蔵岳のコルリ

2015-05-09 14:36:07 | オオルリ・コルリ・ルリビタキ

地蔵岳(1274m)探鳥(前記事)で撮影したコルリです。

羽が傷んでいます。ちょっと残念。

部分拡大

風切羽が黒いです。経験値不足で確かなことは言えませんが、若い個体なのかもしれません。

サムネイルをクリックすると横1280pxまで拡大します

 

撮影データ:

カメラ: カシオEX-H30 マウント化&CCD駆動式AF改造     レンズ:ボーグ71FL 400mm F5.6(2200mm相当)

ISO80     絞り優先AE      絞り:開放    露出補正:適宜(SS 1/125秒~1/15秒)

三脚&リモートスイッチ(レリーズ)使用   トリミング&リサイズ  画像補正

撮影機材 

 


コルリは尾根がお好き?(地蔵岳探鳥)

2015-05-09 14:35:24 | トレッキング・登山

5月6日&5月8日。コルリを求めて、栃木県、前日光の地蔵岳(1274m)に登ってきました。ちなみに、この前日光地区には地蔵岳という名の山が二つあます。それぞれの標高は1274m、1483mです。今回ジジイが登ったのは標高1274mの方です。この低い方の山が栃木百名山になっています。ここににコルリが生息しているという確証があったわけではありませんが、前回、地蔵岳山麓を探鳥した際、急な尾根を登ってゆく青い鳥を目撃していましたし、その時点で「コルリは尾根がお好き」と思い込んでしまいましたので、尾根すじに登山道が続く地蔵岳を探ってみることにした次第です。

地蔵岳への最短ルートは鹿沼市粕尾と日光市足尾を結ぶ県道15号線のピークである粕尾峠付近からのルートです。標高差はせいぜい200mということで、今回は、普段使いの撮影機材を背負っていきました。

それでも、巨大防災ザックには三脚がすっぽり収まりました。

5月6日、粕尾峠の駐車スペースに車を止めスタート。登山口は粕尾峠から足尾方面に車道を下り250m進んだ左手にあります。粕尾峠から3~4分で登山口に着きます。ここから地蔵平と呼ばれる開けた場所までは少しアップダウンはあるものの標高差はほとんどありません。ただし、急斜面をトラバースしてゆくので滑落しないよう注意が必要です。

登山口から12分20秒で地蔵平に着きました。

地蔵平に着き、道なりに進むと上の画像のような道標があります。この先の「保安林」とあるところが尾根の取り付きで、ここから左に登ってゆきます。(地蔵岳は「思川源流」の方向ではありません。)地蔵岳山頂までの標高差は約150mです。

登山道は徐々に斜度を増してゆきます。こんな急登箇所もあります。落ち葉が堆積しているせいなのか、それとも鹿害なのかはわかりませんが、この尾根周辺にはほとんど下草が生えていません。ツツジなどの低木もあるにはありますが、藪というほどではありません。コルリは笹などが生い茂るブッシュを好むとされてますし、実際にこれまでジジイがコルリを目撃したり、コルリの声を聞いたりした場所もそんなところでした。ここにコルリが生息しているとはとうてい思えませんでした。

それに、こんな細尾根でコルリに遭遇してしまったらかえって困ります。さっさと下りて別な場所で探鳥しようかと思いました。

それで、がんばって登って、地蔵平から11分31秒で山頂に到着しました。

急いで下りたいところでしたが、下山は道迷いしやすい場所があるので注意が必要です。例えば、上画像の場所とか道なりに進むのではなく、右下の大岩を目指すのが正解です。道標やリボンに注意しながら下りてゆきました。

さて、このまま下りて探鳥終了かと思いきや、地蔵平手前、斜面が緩くなったところで奇跡が起こりました!なんと、いたのですよ!コルリ君が!ザックから機材を取り出し、セットしているあいだに見失ってしまいましたが、労せずして、登山道脇の斜面を移動する姿を捉えることができました。なにしろ下草のほとんどない疎林帯ですから。撮影は平地ほど簡単ではありませんでしたが、とりあえず画像を残すことができました。

彼とお別れした後、地蔵平周辺の小尾根を上り下りして探しまくったのですが、コルリを見つけることはできませんでした。しかし、この日1羽と出会えていましたので、モチベーションを保ったまま、2日後の5月8日、再びコルリを探しに地蔵岳に向かいました。

8日は前地蔵岳まで行ってみようと決めていました。地蔵岳山頂に前地蔵岳方向を示す道標があります。鞍部までは尾根の一本道ですが、鞍部から前地蔵への登りは、踏み跡のはっきりしない木の根っこ地帯を登ります。とりあえず上を目指せばいいので、踏み跡はあまり気にせず、歩きやすいところを登りました。

前地蔵岳山頂です。

前地蔵岳から見た地蔵岳です。山頂付近少し探って地蔵岳に戻りました。

地蔵岳山頂から見た景色です。こちらの開けた方面はいいぐあいに低木が茂っていました。コルリがいてもおかしくないような環境ですが声がしません。ブッシュの中でさえずられても探せませんが、繁殖の一定の時期だけは樹上で囀ることがあります。三年前に撮ったコルリはそんな樹上のコルリです。しかし、それ以来コルリの声を聞いていません。この地域、今年は、オオルリのあたり年なので、コルリも数入っていそうな気もするのですが・・・

そんなことで、山頂付近はあきらめ、一度、地蔵平まで下りて探鳥したのですが、みつからず。それで再び地蔵岳まで登ったりと、かなり歩きまわりました。その甲斐あって、地蔵平にある二体のお地蔵様の上の尾根でコルリ君に出会うことができました。場所は前日と違いますが、羽の痛み具合から前日と同じ個体であると判断できました。

コルリと出会ったのは確かに尾根上でしたが、尾根に沿って移動していたわけではないですし、特に「尾根がお好き」というわけではないようです。しかし、ブッシュ帯以外にもコルリはいるということがわかりました。思い込みがもとで決行した探鳥登山でしたが、結果オーライ、コルリと出会えてハッピーでした。・・・コルリの画像は次記事:「地蔵岳のコルリ」に掲載しました。