20メガマシーンのニコンCOOLPIX S3600をレンズ交換式コンデジに改造してみました。
最外周のリングを残し、ズームリングごとレンズを除去しました。マウント変換アダプターや中間リングを利用してマウント化という手もあったのですが、安価な材料が入手難になってきていることから、とりあえずネジ山が切ってあればなんとかなるだろうと思い、ステップアップリングを加工して、鏡筒周りの化粧リングに取り付けました。
オートフォーカスはコントラスト検出式ですので、フォーカシングレンズは凸、凹どちらもありなのですが、手持ちパーツの関係から今回は凹レンズを使ってみました。
ベースカメラのS3600の手ぶれ補正はレンズシフト式ですので、鏡筒内にフレキ配線がきているのですが、レンズを鏡筒ごと取り去った関係から、手ブレ補正用の配線は途中で切断しました。
これで完成。シャッターユニットは開口径の大きいのに交換しました。
ボーグ71FLを接続してみました。フォーカシングレンズに凹レンズを使ったことから、焦点距離は10%ほど長くなり、2400mm相当になっています。
以下この機材によるサンプルです。
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撮影データ
カメラ:ニコンCOOLPIX S3600 レンズ:ボーグ71FL 400mm F5.6 (合成焦点距離2400mm相当 )
ISO80 プログラムオート(絞り優先オートとして作用 SS:0.4~0.6秒) 露出補正:-0.7、-0.3
三脚使用
今一歩、解像力に乏しい感じです。フォーカシングレンズに問題があるのかもしれませんが、露出時間(シャッター速度)が0.4~0.6秒ということから、被写体ブレしている可能性が大きいです。