アクロマートレンズ駆動式AFボーグを組むにあたり、マスターレンズ(対物レンズ)との相性テストを行ってみました。
テストに使用したカメラはCマウント化&CCD駆動式AF化改造したCASIO EX-Z2300です。
アクロマートレンズの取り付け位置はフランジ面(ニコンマウント)から約77.5mmの位置。ただし、CCDを駆動させフォーカシングを行うため、撮像面からの距離はテストごとにばらつきがあります。
上の画像のような印刷物を4.5m離れた位置から撮影してみました。
中央の黒い線の幅は約0.54mm、印刷物の粒子の直径は約0.085mmです。
以下は対物レンズがボーグ71FLの場合です。上から、①対物レンズのみ ②ボーグ純正レデューサー〔7870〕使用 ③ケンコーACクローズアップレンズNo.2使用 ④ケンコーACクローズアップレンズPRO1D No.3使用 ⑤シグマ アクロマチック マクロレンズ使用 ⑥ボーグ45EDⅡをレデューサーとして使用
①対物のみ
②純正レデューサー
③ケンコーNo.2
④ケンコーNo.3(PRO1D)
⑤シグママクロ
⑥45EDⅡ
以下は対物レンズが77EDⅡの場合です。
①対物のみ
②純正レデューサー
③ケンコーNo.2
④ケンコーNo.3(PRO1D)
⑤シグマ
⑥45EDⅡ
中心解像度に限ったことですが、最も相性がいいと感じたのが、77EDⅡとケンコーACクローズアップレンズPRO1D No.3の組み合わせでした。アポクロマートの45EDをレデューサー代わりに使えば、凄いことがおこるのではと期待していたのですが、結果は、正反対の意味で凄いことが起こってしまいました。