卒業式、入学式のシーズンであります。毎年この頃になると必ず見る夢があります。「大学卒業出来ず」という夢です。
私が在籍した國學院大學文学部日本文学科は、必修科目である漢文の試験のハードルがたいそう高いものとなっていました。
可哀そうな学生は、例えば4年卒業時に公立学校の教員試験に合格していたのに、漢文必修試験に失敗して留年し就職できず、さらには同じ人が今度は単位取得できて卒業になったが教員試験に失敗して教員になれなかったという笑えない話が幾人もあったわけです。
試験といっても100ページくらいの教科書の白文のうち、2ページ分くらいが試験として出され、レ点だ返り点だ等々を書き込むというもので、要するに100Pを丸々暗記してこいというもので、同学年の学生も大変苦労して卒業していくのです。
私は漢文は全く苦手で、また漢文の教授たちも何だか偉そうでつまんない授業で、漢文忌避が拍車をかけて、授業欠席はギリギリ6回で留まったが1月の試験が鬼門でした。
なんとか「不可」にならないでギリギリで卒業できたのですが、私は当時すでに1年留年だったもので、もうこれ以上大学にはいられない状況だったので、冷や汗タラタラで試験結果を固唾を飲んで待ったものでした。
卒業シーズンが来ると悪夢がよみがえってくるのです。しかし今年は、まだその悪夢も来ません。
もしかしたら「悪夢」から「卒業」できたのかもしれません。卒業の恐怖から卒業です。
昨日は入学式、勉強会。
私が在籍した國學院大學文学部日本文学科は、必修科目である漢文の試験のハードルがたいそう高いものとなっていました。
可哀そうな学生は、例えば4年卒業時に公立学校の教員試験に合格していたのに、漢文必修試験に失敗して留年し就職できず、さらには同じ人が今度は単位取得できて卒業になったが教員試験に失敗して教員になれなかったという笑えない話が幾人もあったわけです。
試験といっても100ページくらいの教科書の白文のうち、2ページ分くらいが試験として出され、レ点だ返り点だ等々を書き込むというもので、要するに100Pを丸々暗記してこいというもので、同学年の学生も大変苦労して卒業していくのです。
私は漢文は全く苦手で、また漢文の教授たちも何だか偉そうでつまんない授業で、漢文忌避が拍車をかけて、授業欠席はギリギリ6回で留まったが1月の試験が鬼門でした。
なんとか「不可」にならないでギリギリで卒業できたのですが、私は当時すでに1年留年だったもので、もうこれ以上大学にはいられない状況だったので、冷や汗タラタラで試験結果を固唾を飲んで待ったものでした。
卒業シーズンが来ると悪夢がよみがえってくるのです。しかし今年は、まだその悪夢も来ません。
もしかしたら「悪夢」から「卒業」できたのかもしれません。卒業の恐怖から卒業です。
昨日は入学式、勉強会。