2017.5.25 倒すべき敵は誰か！

首相である安倍晋三の歪んだ情念は安倍の祖父である元首相の岸信介の完全復権。日米安保条約を強行採決して国会をはじめ全国各地で市民によるデモが頻発して岸内閣は市民により倒閣された。

その岸信介によりできなかった集団的自衛権行使や憲法九条の改憲を安倍は実現することが自己目的化しているのが安倍政治。

安倍の言う日本を取り戻すという叫びは岸信介の復権でしかない。安倍にとってアベノミクスなどの政策群は自らの改憲という目的を達成するための手段であり国民の支持をつなぎ止める手段でしかない。

国債大量発行、金融緩和、年金資金の株式投資、消費増税の凍結は日本と国民の資産を切り売りであり我々の子供や孫の未来を使い潰すものでしかない。偽装の経済再生で国民の目をそらし改憲という目的実現のため安倍は暴走している。

経済を壊し平和を壊そうとしている安倍政権は我々が倒さなければならない最大の敵となっている。この敵とどう立ち向かっていくかの政治戦略と運動論が求められている。

参議院選挙から７月で１年である。安倍政権の許さないで結集した野党共闘であったが衆議院選挙と改憲阻止に向け野党共闘を超える新たな政治戦略と運動論の構想作りに着手しないと情況に間に合わない。

倒すべき敵を見誤らず大きな視野を持って前に進むときだ。