かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2011.8.29 強いリーダー待望論の不毛

2011-08-29 01:23:12 | インポート
今日、民主党の新代表が決まる。その代表が日本の総理となる。

今日の代表選は、国民のみなさん誰もがワクワク感もドキドキ感もない。

国民目線でいえば、期待できない、どうせ変わらないというクールなものとなっている。政権交代後の期待感は幻滅になってきています。

私は、今日、誰が代表、総理になっても一喜一憂することなく、この民主党政権に私がやらせなければと考えている政策課題をやらせる。

そのために地方から、あるいは全国的な運動をつくり、政権に働きかけることです。

原発・放射能対応、八ッ場ダム反対など、やらせるべき課題はいっぱいあります。政治は、よりましな選択の連続と考えて耐えていきます。

その意味で中央公論9月号の御厨貴(東京大学先端科学技術研究センター教授)と牧原出(東北大学大学院法学研究科教授)の対談は参考になった。

「強いリーダー待望論の不毛」である。

先日、枝野幸男官房長官と相当突っ込んだ話をしてみて、私もこの対談と同じ感想を持ちました。

理念や理想を大げさに語るより、「一つの課題をつかまえてしばらくいっしょに走り、それが片付いたらまた新たなテーマをみつけて走る。」

現実に日々大問題や課題が発生しており、仕事をする中で、その日その日を乗りきるしかないということである。

「理念や理想より現実のさばき」が現代のリーダー論だとしたら、なんだか淋しい感じもするが、それが現実であるのだから、それを受け入れて粘り強く頑張るしかない。

昔、宮澤喜一元総理が、よく「政治はなにもしない状態で世の中まわっていれば、それがベター」みたいなことを言っていましたが、「強いリーダー」は危いことの方が多いのがこの世の常です。

自治を、民主主義を深化かつ進化させていく中で、この国を変えていくのが今の自分の仕事である。

昨日はあいさつまわり、福祉施設開所式。


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