かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

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2011.12.30 上奥平産廃反対で申し入れ

2011-12-30 02:57:36 | インポート
26日に高崎市吉井地区上奥平産廃に反対で、松本泰夫高崎市副市長に上奥平、寺尾の住民のみなさんとともに申し入れを行いました。

来年1月22日には、寺尾で反対集会と運動体の旗揚げを行います。

申し入れは以下の通りです。

高崎市長 富岡賢治 様
              2011/12/26  観音山・雁行川流域の自然を守る会

   上奥平産業廃棄物処分場に関わる環境アセスメントについての要望

 日頃の市政執行に敬意を表します。

 さて、高崎市は上奥平産業廃棄物最終処分場計画に関わって環境アセスメントを実施するとうかがいました。実施にあたって地域住民の気持ちをご理解いただき、環境が守られる結果となりますよう要望するものです。

 当該産廃計画は、事前協議の手続き開始からすでに25年が経過しています。この産廃を設置させない、という町長や議会の意志は、繰り返し表明されてきたにも関わらず、合併直前の斎藤町長(当時)の背信行為、そして許認可権が高崎市に移る直前の県の事前協議終了決定で、住民の意思に反する方向に進んでいます。

 雁行川流域には、すでにたくさんの廃棄物処分場があります。豪雨による有害物質の流出で被害が出たこともあります。「もう、これ以上廃棄物処分場をつくってほしくない」「自然環境・住環境を壊してほしくない」というのは、上奥平、寺尾両地域をはじめとした関係住民の心からの願いです。そのことは、市が開催した「意見を聞く会」で設置賛成意見はなく、ほとんどが反対意見だったことをみても明らかです。自治会の規約に産廃設置に同意しないことを書き込んでいる区もあるほどです。

 これほど強い住民の意思があるにもかかわらず、四半世紀も前に取られた時効ともいえるような地権者の同意書や、業者による説明会の開催など、全く形式的なものだけで産廃建設が認可されることになれば、行政のあり方が根本から問われることになります。

 上奥平、寺尾両地区をはじめとした住民有志は、市がおこなう環境アセスメントに大きな期待を抱いています。実りあるアセスメント実施となるよう、以下の事項について要望いたします。

                       

1.雁行川流域には市の一般廃棄物埋立処分場に加え産業廃棄物最終処分場がすでに4カ所あります。地震や豪雨などによる災害発生時の環境へのリスクは、他の地域に比べてとても高くなっています。すでに飽和状態ともいえる現状をさらに悪化させることは地域住民にとって我慢なりません。また、新たな産廃計画は、残土の捨て場としても環境破壊を招く引き金ともなっています。雁行川流域にこれ以上産廃処分場を設置する影響・リスクについて詳細に調査検討してください。

2.埋立場への搬入は尾根上の林道を使う計画です。林道はとても狭く、また、遊歩道としても使われています。安全面、環境面への詳細な検討をしてください。

3.観音山には里山の貴重な動植物があります。その存在について詳細に調査してください。処分場が観音山丘陵全体に与える影響・リスクについて検討してください。

4.実施にあたっては随時情報を市民に公開し、意見を聞いてください。


昨日はあいさつまわり、夜警まわり。


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