2019.11.30 戦後政治の総決算

中曽根康弘元首相がお亡くなりになりました。101歳でした。謹んでご冥福をお祈りします。元首相はあらゆる意味で怪物と言うべき存在でした。

政治的評価は様々あると思います。私とは全く向かうべき道は違っています。しかし、戦争を経験し戦後を政治家として歩み続け権力を持ち自分の考える政治、政策を行うという飛び抜けた強い意志は傑出していたと思います。

総理になる、総理になるためには、ある意味何でもする。ただ総理になることが目的ではなく、総理になってやらなければいけない、やりたい目的があるということです。

元首相は総理就任後に戦後政治の総決算を自らの政治スローガンに掲げました。元首相の戦後政治の総決算の第１はポツダム体制打破、憲法９条の改定だったことは明らかです。安倍晋三首相も中曽根康弘元首相ほどの深い思想性はないですが戦後政治の総決算路線を継承していると思います。

郷里の群馬県高崎の生んだ傑出した政治家の1人である大先輩政治家の死を悼みつつ私の為すべきことは戦後政治の継承、日本国憲法の３原則堅持、憲法９条をしっかりと守っていくことだと改めて刻みこんだ11月29日でした。合掌。