かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2016.4.26 科学とは?チェルノブイリ原発事故から30年

2016-04-26 18:37:53 | 日記
あのチェルノブイリ原発事故から今日で30年である。旧ソ連で原発事故があったと4月26日以降に少しずつ報道されるようになり、5月3日の私達が主催していた憲法集会に高木仁三郎さんが講演にきてくれてチェルノブイリ原発事故はとんでもない破壊的事故になっていると報告してくれたことが今も頭に深く残っている。

私にとって原子力発電は科学とは何かを考えさせられた契機だった。1970年前後の大学闘争の中で科学とは、近代化とは、進歩とは問われた。これまで善と考えられてきたこれらのことが疑われはじめた。科学者柴谷篤弘は科学の進歩を善とする立場だが学生や市民の疑問に誠実に応えてくれた科学者だったと思う。

私の中では近代主義者と学生の頃から柴谷篤弘を切って捨てるところがあったが、丸山真男がそうであったように、もっと深い思想的意味が柴谷篤弘の論考にあるのではないかと再読しています。

チェルノブイリ原発事故から30年です。あまりにも早い時間におののくとともに、原子力発電を一刻も早く終わりにさせないと未来へのバトンを渡せないと再び決意。