あさを社で購入した「月刊上州路」の特集で、「文化都市構想 -吉井町の実験-」とありました。1988年9月号で今から22年前のものです。
吉井町の歴史、吉井町の文化と民俗、吉井の自然-牛伏山頂、吉井町の地域おこし、わが町吉井町を語る、牛伏山開発と「六万都市づくり」に向けて、吉井町人名録、多胡碑に学び人づくりを目指す、吉井町・21世紀への助走。
20年以上前の吉井町の住民のみなさんが何を思い、何を求めていたのか、よくわかる特集となっています。この時代の吉井町は都市基盤整備、農業地改良事業が花盛りの時代のようでした。
私自身は大学入学以降25年くらい、たまにしか吉井町に戻ってきませんでしたが、帰ってくる度に感じていたのは「整備」されていくというより「壊されていく」という感じでした。この特集でも、わが町に造られすぎたゴルフ場については触れられてていません。
予算が潤沢にあり、景気もバブル期にむかう時代でしたから、いわば開発競争だったのかもしれません。その競争を加速したのは町民のみなさんが目を背けたくなるような激しい町長選、県議選も背後にあったのかもしれません。
2010年を生きている私としては、1980年代に構想された「文化都市構想 -吉井町の実験-」は終わったと思います。しかし「成熟した、身の丈にあった2010年版 文化都市構想 -吉井町の実験-」は続いていると思います。
高崎という大きなフレームを活かした、さらなる吉井町の実験の担い手は、私たち世代であるという自負をもって活動をすすめていきます。
昨日はNews編集、あいさつまわり。