戦時中軍部が掌握していた政治が、戦費を捻出するため「戦時国債」を乱発、当時の通貨単位は「円」ではない「銭」である、
当時のサラリーマンの給与は平均60円~70円、100円の月給取りは高級サラリーマンでそんなに多くは居なかった。
その時代の紙幣は100円札が最高額、100円札なんてとんでもない高額紙幣で、小学生の小生は滅多お目にかかれなかった
当時の紙幣は「兌換券」と云って1円札を日銀へ持っていけば1円分の金と交換できる、貴重な紙幣だった、当時家を建てるにも、余り贅沢を云わなければ2000円もあれば我が家を持てた、そんな貴重なお金も戦争の為協力した資産家もいて、数千円 数万円 或いは数十万円戦時国際を買って国に協力した、結果国は敗れた、「国破れて山河あり」中国の古事にもあるが、国破れても風光明媚な山河は残った、いかし国に協力して多額の私財をなげうった資産家も、終戦で全てが零、莫大な財産の債券が何の価値もない紙屑に変身、1夜にして全財産を失った、其の後戦後のインフレは筆舌につくせぬものになり、一夜明ければ米の値段が上がっている、数百倍のインフレである、その時は「銭」単位ではなく「円」単位になっていた、この終戦時の大インフレを知る人は少なくなっただろう。
今 アベクロミクスを政府日銀が結託して2年間で2%のインフレにし物価上昇を図る政策を実施、確かに円安になり、株価は上がり1万3000円台に近づいた、刹那的に儲けを狙う人は今儲ければいい、円安で輸出産業は喜ぶ、だが半面も考慮すべきだ、実態のない経済に少し浮かれ過ぎではないか、2年間で2%のインフレを起こす事は大変なことだ、とんでもない話、日銀が銀行に溢れるほど金を回し銀行が溢れた金を何処へ融資するのか、世界のトヨタにしても3年間は設備投資をしないと云っている、造船 重電 家電産業 その他産業も多大な負債で事業を縮小している、他国産業から資本の提供を受けやっと息をついて存続を図っている、銀行に金がジャブジャブ余っていても銀行から融資を受けて設備投資する産業が見当たらない、設備投資もままならず、働く労働者の賃金も、一時金アップで定昇は無いこんなで庶民がジャブジャブ金を使う訳がない、公共事業に多額をつぎ込んでも一時的なもの、給料が上がるのはまだ先、輸入物資は値上がりする、少ない年金生活者の負担は上がる、年金額引き下げ、年金支給年齢引き上げ、介護保険上昇、年金生活者は苦しくなる一方、益々格差が広がる、バブル以後失われた20年と戦後の大インフレをを再現さぬよう、苦しい庶民をあまりいじめぬよう、阿部さん 黒田さん頼まっせ。