八百屋のお姉さんのところに、とうとう種なしの、平べったい柿がなくなりました。
その代わりに、蜜の入った、大きなリンゴが、並んでいます。
グレープフルーツは、旬ではないのですが、お姉さんの八百屋さんに行き始めてから、私が、「ルビーのグレープフルーツ、お願い」と、単調な歌のように、繰り返し、繰り返し、お姉さんにお願いするので、彼女も腕を奮って、見つけてきてくれます。
真っ赤で、身の硬い、南アフリカ産のグレープフルーツは、過去の遺産となりました。
ジューシーで、薄いピンクの実がたっぷり入った、絞ると、ヨーグルトも、とても甘くなるグレープフルーツです。
「奥さん、このルビー、フロリダ産です。美味しいでしょ? 見つけ歩いたんですよ」
と、自慢そうに、お姉さん。
「この季節の、ルビーじゃないみたいに、ジュシーで美味しいわ」と、私。
「アイコ」という、甘いプチトマトを教えてくれたのも、お姉さんです。
もう、このトマトと、ブロッコリーなしでは、いられません。
レモンも、りんごも、人参も、小松菜も、一年中、グリーンスムージーに入れています。
でも近頃、お野菜が、安い。
小松菜なんて、2束100円。キノコ類も、エリンギ、しめじ、2つで100円。
コロナ禍ではありますが、それだけは実に気分がいいです。
また、先日書いた「姫まどんな」というおみかん。
これは、いつも何パックか、買ってきて、四つに切って、食べています。
そこに親戚からいただいた、「ル・レクチェ」という、風味のある、美味しい洋梨。
これがお夕食後の、お楽しみです。
先日、三越本店にお買い物に行った時に見たら、「姫まどんな」は1個、1000円。
「ル・レクチェ」は、一個、1500円もします。
こんなお高いフルーツを、毎日、食べられるのですから、お夕食後のデザートが楽しみで仕方ありません。
冬は、リンゴとみかん、という印象で、長いこと暮らしてきましたが、近頃は、バラエティに富んでいて、美味しい冬のフルーツ三昧の日々です。