そうえん社が、新しいシリーズとして立ち上げた小学校中学年向け作品「ホップステップキッズ」の二冊目です。
作者は、先日このblogで、『ピンポンはねる』(ポプラ社)をご紹介した工藤純子さん。
『ピンポンはねる』に続いてのご出版になります。
工藤さん、おめでとう!
彼女がいかに楽しみながら、この物語をお書きになられたかが、読んでいて伝わってくるようです。
特にお料理の展開シーンが、とてもステキです。さりげないお料理なのに、とても奥深く、お料理の本質をさりげなく教えてくれているような気がします。
お料理好きの私としては、「やられた!」という感じです!
工藤純子さんはどうやら実生活でも、なかなかのお料理の達人とお見受けしました。それもハートのこもった。
ですから展開されるお料理は、いわゆる児童書のお子さま向けのお料理物語とは完全に一線を画しています。
この本をお作りになった担当編集者のKさんもおっしゃっていましたが、読んでいると、おいしい匂いが立ち上がってくるようで、おなかがぐうぐうしてきます。
私が特に気にいったのは、孫である依頼人からの、食欲のまったくなくなってしまったおばあさんになにか食べさせたいと依頼されて作った「春の野菜と桜のハーモニー。そこに黄色い卵の黄身」の入ったお雑炊です。
お鍋で炊いた昆布とかつお節のお出汁の効いたおいしいご飯。そこに庭の菜園に咲いた春菊、三つ葉、セリなどの春の香り。
隠し味は、桜の花びらの塩漬け。その上に菜の花のような半熟卵。
う~ん、おいしそう・・・。
どうやらこの物語は、雁屋哲のマンガ『美味しんぼ』の、児童文学版になりそうな予感がしています。
作者は、先日このblogで、『ピンポンはねる』(ポプラ社)をご紹介した工藤純子さん。
『ピンポンはねる』に続いてのご出版になります。
工藤さん、おめでとう!
彼女がいかに楽しみながら、この物語をお書きになられたかが、読んでいて伝わってくるようです。
特にお料理の展開シーンが、とてもステキです。さりげないお料理なのに、とても奥深く、お料理の本質をさりげなく教えてくれているような気がします。
お料理好きの私としては、「やられた!」という感じです!
工藤純子さんはどうやら実生活でも、なかなかのお料理の達人とお見受けしました。それもハートのこもった。
ですから展開されるお料理は、いわゆる児童書のお子さま向けのお料理物語とは完全に一線を画しています。
この本をお作りになった担当編集者のKさんもおっしゃっていましたが、読んでいると、おいしい匂いが立ち上がってくるようで、おなかがぐうぐうしてきます。
私が特に気にいったのは、孫である依頼人からの、食欲のまったくなくなってしまったおばあさんになにか食べさせたいと依頼されて作った「春の野菜と桜のハーモニー。そこに黄色い卵の黄身」の入ったお雑炊です。
お鍋で炊いた昆布とかつお節のお出汁の効いたおいしいご飯。そこに庭の菜園に咲いた春菊、三つ葉、セリなどの春の香り。
隠し味は、桜の花びらの塩漬け。その上に菜の花のような半熟卵。
う~ん、おいしそう・・・。
どうやらこの物語は、雁屋哲のマンガ『美味しんぼ』の、児童文学版になりそうな予感がしています。
料理人やシェフが登場するドキュメンタリーも大好きで、あの食に対する飽くなき情熱はすばらしいと感心しています。
食って身近でありながら、いい加減になりがちですよね(偽装、不正の事件も後を立たないし・・)
子どもが、食に興味を持ってくれたらうれしいなって思います。
クドジュンさんのお料理の目線の細やかさに、感心してしまいました。
「食」の大切さ。私も日々実感しています。
春キャベツのパスタ、私も大好きです。
このご本にはいろいろな隠し味が出て来ますが、(こがまた、おもしろかったところでもあります。)
私はキャベツとアンチョビと、隠し味に桜エビを入れます。
お料理って、創造性という点では作品と一緒ですね。
それぞれ個性があっておもしろいし、楽しいです。
次作も楽しみにしています!