20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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翡翠(カワセミ)

2011年11月17日 | Weblog
         
        
 
 翡翠が、またいつもの公園の、お気に入りの水辺にやってきています。
 
 ノンフィクション作家で、野鳥にお詳しい友人の作家・Kさんに、
「翡翠は夏の季語なのに、なぜ今ごろ飛んでくるのですか?」
 と尋ねたところ、
「翡翠は一年中、飛んでいる鳥ですよ」と。

 それで納得です。
 縄張りなのかわかりませんが、四季折々、翡翠はいつも同じ場所の、同じ枝にとまっています。

 写真は、うしろすがたの翡翠と、横向きの翡翠。
 うしろすがたは、瑠璃色のうつくしい色をしています。
 さすがに、鮮やかな羽をふるわせ、飛び立つ瞬間は撮れませんでした。

         
 同じ名前をした石の「翡翠」(ひすい)。
 「翡翠」(ひすい)はカワセミとは違って、もう少し深いみどりのいろをしています。
 台湾の故宮博物院で、白菜の形に彫刻した翡翠をみたことがあります。
 拙作『勾玉伝説』シリーズ(岩崎書店・フォア文庫)を書いたとき、糸魚川で翡翠の勾玉を買ってきてもらったことがあります。細い革紐に吊されたその勾玉は、いまでもお守りに机の横に下げています。
 いずれも、ふかいみどりのいろをしています。
 それなのに「カワセミ」のことを、なぜ「翡翠」(ひすい)と書くのでしょう。
 謎です。
(白菜の翡翠の写真は、台湾国立故宮博物院よりお借りしました)
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