今夜はBe—子どもと本の研究会です。
今月のテキストは乙一の『箱庭図書館』(集英社)です。
ボツになった投稿者の作品を、乙一流にアレンジした短編集です。
元の原稿はネットでみられます。
その両方を比較し、人気作家乙一の「書き方」を学ぶ楽しさも、この本にはあります。
またそもそもの発想が乙一そのものではないということから、乙一らしからぬ作品と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
今回Beでは、あえて前者の視点から、乙一の物語の作り方について勉強しようということになりました。
短編の一作、一作、投稿者の原稿と比較しながら読むと、乙一の乙一たる筆の力がくっきりと見えて来ます。
読みながら、なんどこう呟いたでしょう。
「なるほど!」
読者を惹きつける技と感性で、乙一が原文を見事にリライトしています。
今夜はどんな意見が飛び交うでしょう。