20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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新刊ご紹介

2010年02月09日 | Weblog
 日本児童文芸家協会のお友だちである山本省三さんと、光丘真理さん。
 お二人の作家の方の新刊をご紹介いたします。

 
『ぼく、歌舞伎やるんだ』(光丘真理・佼成出版社)
 光丘真理さんはじめてのノンフィクション作品です。
 2007年、「新富座こども歌舞伎」として東京・中央区でスタートした、「こども歌舞伎」に挑戦する子どもたちのお話です。
 歌舞伎というと、歌舞伎座での『歌舞伎』をイメージしますが、実は江戸時代から「こども歌舞伎」というのは庶民が楽しんだ伝統文化だったのだそうです。
 歌舞伎ならではの用語や表現形式などが、とてもわかりやすく語られていて、敷居の高かった歌舞伎が、とても身近に感じました。
 また、こども歌舞伎に取り組んでいく子どもたちのいじらしいほどの様子が、とても丁寧に取材されています。
 そしてこの「こども歌舞伎」を通して、地域の人たちとの関わりや、伝統文化への思いの大切さを気づかせてくれます。
 時間をかけて、子どもたちの成長を追い続けたノンフィクションです。

 
『おしゃれプリンセスミューナ なかよしスイーツ♪』(山本省三・ポプラ社)
 ファッション雑誌から抜け出してきたような、おしゃれなカットと、「おしゃれレッスンメモ」
 山本さんはどうして、こんなに女の子の好きな世界をよくご存知なのでしょう?
 お嬢さんがいらっしゃるからというだけではない好奇心と取材力。
 おしゃれでキュートなあこがれが、このお話には、ぎゅっとつまっています。
 女の子たちのファンがきっとたくさんいるシリーズなのでしょうね。
 本の表紙の裏や、背表紙の裏には、ファンレターが満載。
 みんな、子どもたちの絵入りのファンレターです。☆♪☆♪☆
 うらやましくなるくらい、子どもたちに支持されている『おしゃれプリンセスミューナ』のシリーズです。
 
 皆さま、どうぞお読みになってください。
コメント (5)
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