20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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コスモス

2009年09月09日 | Weblog
 道ばたにコスモスが咲いていました。
 母たちが大好きだった花です。

 お仏壇には、ありし日の夫の両親の写真が飾ってあります。
 お仏壇にお線香を上げにいくたび、父と母がやさしい笑顔をむけてくれています。

 仕事部屋の書棚には、私の両親の写真が飾ってあります。
 ふりむくと、いつも父と母がいます。
 背中越しに、「がんばってね!」と、書くことをずっと励まし続けてくれていた、あのときの笑顔でこっちを見ています。

 母たちとコスモスの花。
 夫の父は桜の花でしょうか。満開の桜をみるたびに、亡くなる数日前の病室の父を思い出します。
 私の父は萩の花。
 父がこよなく愛した花です。亡くなるちょっと前、姉と庭の萩を手折り、病室の父に持っていってあげたことを思い出します。
 花を見るたび折々に、父をそして母を思いうかべます。
コメント (13)
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