20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

九月

2009年09月01日 | Weblog
 今日から九月です。
 
 今年も残り、あと4ヶ月。
 そんなことを考えると気持ちが急いてきます。
 けれど私はこの「九月」という季節が、とても好きです。
 月はうつくしく、すがすがしく・・・。
 現実には台風が来たりいわゆる9月の雨。長雨が続いたりと・・。そういった季節ではありますが。
 でも暑かった八月がおわり、九月という言葉を聞いたとたん、またなにかが新しくはじまるような、そんなすがすがしい気持ちになるのです。

 先日、朝日新聞の土曜版に「埴生の宿」の歌詞が載っていました。
 竹山道雄の小説『ビルマの竪琴』については、いろいろありますが、ここではそれはさておき、埴生の宿の歌詞の二番について。

 書よむ窓も わが窓、
 瑠璃の床も、うらやまじ。
 清らなりや、秋の夜半、 
 月はあるじ、むしは友。
 おーわが窓よ、たのしとも、たのもしや。

 ジョン・ハワード・ペインの作詞です。
 二番を読みながら、ペインってカッコいいなと思いました。
「うらやまじ」と言い切るところなんて。
 私も、こんなふうに自分にストイックになりたい。
 そんなことを考えている、九月、秋のはじまりです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする