太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

定年へのアドバイス

2024-05-22 08:18:34 | 日記

 「年問(としと)わんより世(よ)を問え」ということわざがある。問題なのは、年齢の多寡より、どんな経験を積み、どう生きてきたかであるいう意味だ。馬齢を重ねてきた身には耳が痛い言葉である。昔なら定年まで勤めあげたらほぼ一生が終わり経験もそれなりに積んだと言えるが今は定年後も結構長く、1.5生くらいの人生がある。問題は締めの0.5生をどう生きる(経験を積む)かである。

経験から言えるのは決断の問題である。定年後何か仕事をと考えて個人事務所を開設したが最初の2年くらいは少ないが仕事はあった。現役時代の延長上の仕事だ。しかし世の中甘くない。年と共に実業の世界に知る人も減り、こちらも賞味期限がやってくる。黙って座っていれば出来そうなことが舞い込んでくると思うのは間違い。世の中自分一人くらいいなくても回っていく。今年はその個人事務も廃業届を出した。青色申告とも無縁になった。

さて何をしようかと思うのは定年直後と同じである。何時までも元気ではいられない。責任を持つためには中途半端で終わるようなことはできない。定年直後よりそれは強く思う。結果として短期に成し遂げられる、いつ放り出すようなことがあっても人に迷惑がかからないもの。これは仕事でも趣味でも同じことで選択肢はさらに狭まった。幸い大病も患わず何とかやって来れたがこれからは超短期の目標しか掲げられない。結局残りの時間と天秤にかけてやるべきことに迷ったことが最大の失敗だ。思い立つ日が吉日、何かをすると決めたらその日を吉日として、すぐに始めるのがよいということ。アドバイスというより個人の後悔と反省を込めて。



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