太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

旬な話題

2016-06-09 09:01:33 | 社会観察

今何と言ってもTVや新聞、ネットで話題と言えば都知事の問題だろう。都議会の中継を見ていると、これが新宿の立派な都庁舎の中で行われていると思うと情けなくなる。小学校のホームルームの話題に近い。公の場で全国に向けて「せこい」と言われてしまうのはプライドが高く無い人間でも相当傷つく。もし辞めるとしても恥ずかしい理由になってしまう。何故これほどまでにマスコミの注目を浴びるのか。それは何億(都なら5千万レベルか)円も裏金を貰った政治家が一旦入院し(町の病院では駄目、虎ノ門でないと)、「悪」として裁かれ、辞める場合庶民はある意味別世界の出来事である。ところが都知事の問題は庶民の日常生活の範疇にあり我が事感がある。

政治資金の使途がこれほど甘いとは知らなかったが、観劇ツアーなどが有耶無耶になった理由がやっと呑みこめた。貰うときは相当厳格になっており、時には検察庁が(意図的とは言わないが)大物政治家の生命を奪うくらい踏み込む。昨年の秋に免振ゴムや杭打ち偽装が問題になった時(最近では車の燃費か)“世の中小さな偽装の塊か”と一文を書いたが、それは嘘をつくと覚えておかなければならないから数少ない脳細胞をメモリーとして使ってしまい、新しいことが入って来ないというストーリーだった。

ところがだんだん分かってきた事は本人は嘘をついたとか、それを隠すという意識は無く(会見では時々あるが)、問題になっていることは法には違反していないという意識である。ところが世の中は法の上の倫理とか道義によって知事の資質を問うている。ここまで痛めつけられたら例え続投となっても多分ガチガチの実直な都政に励む可能性もある。領収書など1枚1枚丁寧にチェックするだろう。やや信頼が取り戻せたら再び元に戻るか、多分無い。何か起これば号泣県議のように今回のことが記録フィルムとして再放映されるとプライドが傷つく。委縮するくらい慎重になると思う。だからと言って過去を許せるかと都民は言うかも知れないが、続投となっても害は及ぼさないことはかなり担保されたのではないだろうか(他県民の放言だが)。

それにしてもあまりに小さな問題が沢山あると攻めるも守るも相当難しいという教訓にはなった。巨悪は的が大きく3本の矢を放っても全て当たる可能性はあるが的が小さくて沢山あると狙いが定まらない。収拾がつかないというのはこの事である。

ネットの片隅に太陽光発電関連業者の倒産が激増しているとある。こちらも気になる。



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