太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

核アレルギー

2024-06-15 07:35:13 | 日記

 福島第一原発で初めて行われたデブリとみられる堆積物に直接触れる調査で、1時間当たり6.4シーベルトから7.6シーベルトの極めて強い放射線が計測された。この値は、人が1時間ほどとどまると、死に至るレベルの被ばくをするとされてる。格納容器の内部は、事故から8年ほどたっても極めて強い放射線が出続けていて、廃炉の難しさを示してる。1号機から3号機までの原子炉や外側の格納容器の下部には、あわせて880トンの燃料デブリがたまっていると推定されてる。取り出した燃料デブリは、遮蔽・放射性物質閉じ込めのため、金属製の密閉容器(キャスク)に収納したうえで、金属またはコンクリート製の密閉した部屋の中で保管(乾式保管)をする予定である。その後青森の中間貯蔵施設に移送される。その中間貯蔵施設も満杯にちかいとのこと。さらにその先の最終処分場は候補地すら決まっていない。

キャスク(使用済み核燃料の保管容器)が今朝の朝刊で特集された。現在使用済み核燃料は発電所内のプールで冷却保存されている。事故を起こした原発ではさらに危険な燃料デブリが格納容器内に溜まっている。何れも水冷されているが放射能漏れなどの事故はなく国民も一応安心しているようだ。プールは心配だが格納容器のようなもの(乾式貯蔵)を大量に作り各原発の敷地内に保管したらどうだ。アッそれが朝刊のキャスク特集の目的なのか。安心への誘導である。確かに中間貯蔵を際限なく広げれば最終処分場の確保は先延ばしできる。何となくストーリーは読めたがアレルギー解消までには至らないだろう。巨大地震の後キャスクが地上にゴロゴロしている絵は想像できても原発を直撃する地震は想像を絶する。

何処か無人島にキャスク貯蔵施設を作ることも考えられるが今度は周辺海域の漁業権が問題となる。今日は市民講座はエネルギー専門家が講師だ。随分立派な予稿を作られているが所謂「パワポ文化(パワーポイントで美しく仕上げる)」の典型だ。どうも再エネ反対、原発推進の立場の講師のようだ。幾つか質問もしてみよう。

 

 



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