太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

寂しいけれど仕方ない

2023-09-17 09:44:13 | 日記

 大谷選手が今期はもう出場しないようだ。他チームへ転出するかも知れない。肘の手術をなるべく早めにやって来季の早い時期に復帰することを決意したのかも知れない。寂しいけれど怪我なら仕方ない。今期はもう充分楽しませて貰った。まだ今年やっていない事と言えばハゼ釣りくらいだろうか。10月11月は穴釣りで20㎝オーバーのハゼが釣れる。大袈裟ではなくこれがハゼかというくらい大きい。それが終わると釣もシーズンオフで来年3月くらいまでは釣れる魚はいない(いても釣れない)。市民講座も12月には終わる。最近は講座内容も割と知っていることが多く少し残念だが別の所に興味を持つようになった。講師のプロフィールが紹介され講義に入ると喋り方から人となりを推し量る。講義内容はどのようにして決めたのか、聴講生をどう思っているのだろうか、この分野に入った動機はなんだ、普段の生活はどんな具合なんだろうとあれやこれや想像する。いわゆる人間観察である。

海外出張のとき、到着して部屋に荷物を置くとすぐに用事もないのにロービーに出てゆったりしたソファーに座り、出入りする人達を見るのが大好きだった。老夫婦の最後の観光旅行か、ヒッピー風のバックパッカー、パック旅行だろう田舎からやってきた集団、フロントで何やらスタッフと揉めている客、誰を待つのか上品な服装の若い女の人、地元の土産をビニール袋に入れて帰ってきた楽しそうな若者たち、ロビーはまさに人間交差点(ヒューマンスクランブル)である。周りに知った人などいない、この時だけは会社のことも明日から始まる厄介な仕事のことも忘れている。彼らとは無縁の別世界の人間として座っている。この時は確かに何かから解放されている。

明日は敬老の日で祝日である。実年齢は十分敬われてしかるべきだが違和感もある。歩くスピードが遅くなった、爆食いはできない、立ち上がる時膝を支えについヨイショなどと声を出す、寝起きは体の節々が痛む、遠くに出掛けるのは億劫になる。しかし頭の中は若い頃とさほど変わっていない。感性は二十歳の頃とあまり変わらないのではないか。多分このギャップは一生埋まらない。お祝いされている多くの老人は、気持ちはまだ若いけど折角だから喜んでいるふりをしようかと思っている。敬われる権利はあっても決してそれを行使しようとは思っていない筈だ。素直さが欠けてくるのも老化現象?