太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

今頃何だ

2018-08-10 08:05:23 | 社会観察

ASEANの外相会議で河野大臣が北朝鮮の外相と意見交換したと新聞1面の隅にのった。読んで見ると李外相に近づき立ち話で日本は拉致問題解決に向けて対話の用意があると言ったそうだ。愕然である。安倍内閣の最重要課題は拉致問題の解決であると言い続け、つい先日も拉致被害者の会との面談で首相は自分が先頭に立ってリーダーシップを発揮し解決に取り組みたいと上手い事言ったところである。ところが北朝鮮側から近づいて来て同じことを言ったならニュースになる価値はあるが逆である。こちらから近付いて立ち話は意見交換とは言えない。それより外相がこのレベルでは裏で密使があの手この手搦め北朝鮮と丁々発止のやりとりをしているのではという期待は皆無であることが分かる。

戦時に捕虜を捉えるのとは訳が違う。国内で子供一人が誘拐されたら血眼で犯人を追いつめる。国家による犯罪に対しても同様であるべきだ。それが口先だけでは被害家族は堪ったもんではない。国民全体でなくても良いが正直にこう言う手を打ったし、打っているが中々上手く行かないと努力の説明はあって然るべきだ。それが何時まで経っても威勢のいい事だけを言うのは日銀が物価上昇目標を先延ばししながら掲げてきたことに似ている。永遠に先延ばしすれば努力をしているとは言えるし諦めたことにはならない。現実はそうも行かないことは日銀がついに目標をトーンダウンしたことで明らかである。政治では大概のことは有り得る事と納得するが拉致だけはそうは行かない。

喰らい話が続くのもどうかと。先日ついに冷蔵庫を買い買えることになった。ついでに周りを整理すると結構不要な物、今ではゴミ同然の雑貨が沢山出て来た。しかし多くは別の場所に移動するだけで留まってしまっている。ゴミだとは思ってもそう簡単には棄てられない時代である。分別し棄てられる曜日や日にちは決まっており仕方がない。物によっては市で廃棄の券を買って収拾に来て貰わなければならない。古い冷蔵庫の引き取りも何千円かのリサイクル料を払わなければならなかった。

良くTVでゴ屋敷が映される。誤解のないように言うが敷地内に留まって持ち主がこれはゴミでは無いと言い切ればゴミとは言えない。産業廃棄物だって一歩敷地外にでると廃棄物になり運搬も廃棄も法的扱いを受けるが敷地内にある限り廃棄物と言えない。まだ捨てていないのである。この物を棄て難い時代だからこそ通称ゴミ屋敷が生まれる。棄て方が面倒だからつい溜めこむ無精者がゴミ屋敷を作る。棄て方が分からないまま溜めこんでいるのは核廃棄物くらいであるがそれを無精者というかどうかは意見が湧かれるところである。明るくないか。