今日は高校野球の決勝戦である。大阪桐蔭と金足農という誰も予想していなかった対戦である。大阪桐蔭は全国の中学から優秀な選手が集まる有名校で優勝候補と言われていた。甲子園に行きたいなら大阪桐蔭を希望する生徒も多く居るだろう。一方金足は県立といくこともあり、全国から生徒を集めることは難しい。今度のチームも全員地元中学出身とのこと。全国から甲子園を目指して越境入学してでも金農にいこうとした生徒は居なかっただろう。今回の決勝戦進出は言うまでも無く剛腕ピッチャーが居たことだろう、打力も平均以上だが、もしピッチャーが崩れると大差の結果もあり得る。しかしだからと言って決勝戦に相応しくないと言う事などできない。これまで他の全国区の強豪チームを撃破してきたのだから実力は本物である。楽しみな決勝戦になった。
1強の支持に回ればポストの優遇も選挙戦も有利に働くと考え集まって来る議員も結構いるだろう。ただ、彼らは人が多いだけに競争も激しく安倍さんのお眼鏡に適うかどうかまで考えてはいないだろう。取敢えず選挙に勝つ、取敢えず甲子園に行かなければ話にならないといったところだろうか。甥っ子も大阪桐蔭から声が掛ったとのことだが地元のチームを選んだ。甲子園までは行ったが初戦敗退。大阪桐蔭に行けば良かったと思うのは結果論で、多分レギュラーのポジションを掴むだけでも大変だったろう。地元チームでは主将でクリーンアップまで任されたから大役の責任、大袈裟に言えば一国一城の主の経験もできたことは貴重な経験と思えば良い。
石破さんが民放の朝のTV番組に出ていた。言われることが一々尤もで本人も総裁選の劣勢は当然理解している。マスコミに顔を出して考えを述べることの重要性、投票には影響しないが国民の理解を得ようとする姿勢は総裁選後に何かを起こす可能性も否定できない。安倍さんをどうこう言うつもりは無い、ただ外交に関しては口先先行でNGだが、官僚を含めた取り巻きが行けない。寄らば大樹の陰である。最近は落雷で木の傍には近づくなというのが常識である。雷は高いものに落ちるから木の下に避難と教えられたが、最近逆に危ないことが分かった。寄らば大樹の陰に雷だ。来月20日が総裁選で総理選とも言える。
終戦記念日の頃、鈴木貫太郎首相のドキュメンタリーが放映された。御前会議前後の様子である。知らなかったが立派な首相だった。大樹の周りに集まる人達の中から一人でも意見を言う人が出てくれば良いのだが、大樹から離れないと言わない、言えないようである。大勝後の政局から目が離せない。ノーサイドにはならないだろう。