ゆっくりかえろう

散歩と料理

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ぬか漬け

2012-06-14 | ランチ

 寒い間だけ糠床を使います
 温かくなれば 世話が大変なので 諦めて捨ててしまいます
 今の時期まだギリギリ大丈夫

 ぬか漬けの酸っぱいのはMAXです
 今日はキャベツも漬けました
 こっちは塩味だけでも充分です


ゴーヤチャンプルー

2012-06-14 | ランチ

 ゴーヤが手に入ったので ありあわせの野菜で炒め物を

 ゴーヤは薄切りにして キャベツ なめこ セロリの葉と茎 油揚げを炒めあわせ
 カツオ節粉 多めにしてふりいれ 昆布茶もいれ 塩と水をいれて
 炒め煮にします 仕上げに玉子の白身(黄身の味噌漬けの余り)で
 とじて出来上がり

 うちではゴーヤチャンプルーや 豆腐チャンプルーを作るときは
 醤油を使いません
 醤油なしの塩でだけ仕上げる方が本格的な味になると思うからです
 苦味を減らすカツオ節粉は沢山いれます


バスで行こう2

2012-06-13 | さんぽ

 今日の出発点は難波から
 大正区行きが出るバスのターミナルの場所は分かりにくい場所です
 ひとことで言ってしまうと 新歌舞伎座うらというところですが
 裏といってしまえるほど正確な所ではなく 斜め裏がより正しいというか
 高速道路の高架下というほうが正しいです
 分からなければ 次の停留所がJR難波駅(地下駅)の上なので
 そちらが分かりやすいかもしれません
 
 大阪市の交通事情も年々良くなって来て バスの運行もスムーズ
 それになにより安いこと
 200円というのは地下鉄の初乗り料金です

 今日の目的地はパラダイスの手前にある 美味しい蕎麦屋さん
 蕎麦ってけっこう割高ですから ここのお値段だと格安かも
 かも汁に蕎麦がつくと思えば 2品ですものね

  

 お酒呑みには ちょっとしたつきだしが嬉しかったりします
 最近は海草の実力を再認識してます

 今日はまともにオキナワ村にはいかず 周辺地区をぶらぶらし
 歩いて大正駅まで散策しました
 今日は「遠足」ですから

 蕎麦屋から駅方向に戻ると わりと長いアーケード街が続いていて
 町の匂いが感じ取れます

 町並みも歩いている人も どっぷり大阪に染まっているように見えましたが
 目を凝らすとほら! 二階の壁に陽気なシーサーが笑っています

 面白いことに このシーサーは大阪弁をしゃべる大正生まれのシーサーですよ。
 だって、ほら シーサーの顔がじゃりんこチエの用心棒猫「小鉄」そっくり

 
 アーケードは残念ながら ややシャッター通り化しつつありますが 古く美しいペンキ看板の
 宝庫です 町歩きにはひなびた町にはひなびた町の 良さがあります
 ビンテージワインのように 年数を重ねないと出ない味もあるのです

 

 トンネルの出口は同時に入り口でもあります
 食べ物のいいにおいがする商店街は まだ生きています
 人が暮らしてゆくということは まず食べることから

 町の素顔をみるなら まず市場を覗くことです

 

  足がくたびれましたが ここ三泉商店街の他 つながった商店街は
 ところどころ通りに椅子を出して休むところがあり 休憩がてら
 知らない人に道を聞いたり うまくすれば土地のいわれなんかを
 教えてもらうこともできます

 ここで出会った人たちは とても親切でフレンドリーでした
 とくにおばあちゃんの笑顔が素敵でした

 

 おっとこの写真は 信号待ちの歩道前で撮ったものです
 革のデッキシューズでは 暑くてなってきました
 そろそろキャンバスのものの 出番かな?


大江戸妖怪かわら版1異界より落ち来る者あり

2012-06-12 | 読書

香月日輪氏著
人気作家のシリーズ パラレルワールドの時代劇 舞台は江戸の裏側の妖怪世界 主人公はそんななかでの ただひとりの人間
前作妖怪アパートから舞台は変わりますがどこか主人公雀はユーシクンに似ており、特に気持ちがハイになったユーシクンそっくりです。お話も換骨奪胎すれば 闘う妖怪話ではなく 妖怪アパートの時代劇版です。カリスマ性のある脇役 孤独な立場の主人公 と構造まで同じです
あの作品に似たものを期待する読者には 喜ばれ 新しいものに期待する読者には 少し違うかも。
どちらが良いかで評価が別れるところです

私は闘わない ホンワカあやかし物語は好きですが 舞台を変えた焼き直しのような作品はいらないかも
同じなら妖怪アパートの続編を読みたいです


いかすみパスタ

2012-06-10 | ランチ

 新鮮なヒイカが手に入りました
 この素材、わたもいれて 丸ごと食べられるのですが
 普通は みためを良くするため ワタは捨ててしまうようです

 今日は見た目はすこし悪いけど わた入りでイカ墨スパに挑戦します
 ヒイカ(コイカ)は 真ん中のところを指でそっと持って 胴体から足をはずします
 そのときゆっくり引っ張ると 足のほうに墨ふくろと内臓がくっついてきますから
 そのまま捨てないで 足と一緒にします
 とった胴体はさっと洗い 水をよく切ってオリーブオイルで
 にんにくのみじんぎりと一緒に低温で焼きます

 足と墨ふくろの方は やっぱりオリーブオイルでにんにくと一緒に温めるように
 焼いてから焦げないうちに火を止めます
 細めのスパゲティをゆでて イカ墨の炒めた中に入れて合えます

 イカ墨を炒めたものは 量が多いですから あらかじめ半分くらい取っておいて
 パスタの量に応じて加減して足せば 好みの濃さに仕上がります

 真っ黒にならなかったですが これはイカ墨が油で固まったからでしょうけど
 味はこの方がコクが出て美味しく仕上がりました

 皿にはキャベツの千切りをたっぷり乗せ パスタは1/2人分くらいですが
 油をやや多めに使ったので 炭水化物の量を控えて その分野菜の量を増やしています

 イカの胴体も飾り みばえを少しでもよくしようとしていますが
 もともとイカ墨パスタは真っ黒けが本物ですから これでいいのです
 


凡愚

2012-06-09 | ランチ

 ややこしい表現になりそうなんで 最初に言っておきます
 めちゃめちゃ美味しいお蕎麦です
 毎日行きたいくらい 気に入りました(無理ですけど)


 故杉浦日向子さんの本 ソバ屋で憩うという作品を読んで興味を持ったお店
 凡愚を掲載しているガイド本は多く 日本版ミシュランガイドにまで出ています

 前々から気にはなっていましたが 話に乗っていくのもなんだか
 ミーハーでいやなんですが 私の好きな天笑さんもミシュランに選ばれているということで
 蕎麦好きとしましては 行かないわけにいきません

 さて凡愚さん ソバ屋とはとても見えない雰囲気の店構えの玄関
 入ってみてもそんな感じ 平日の昼前ということで だーれもお客さんはいません
 でもすぐに反応がありました

 開店よりかなり早めに行ったはずなのに お店は開店の札が出ていて 声をかけると
 「あら、いらっしゃい どうぞ中でお待ちください」という返事 朝が寒かったこともあり
 中で待たせていただくことになりました

 待合はソバ屋とはいえない雰囲気の 不思議な空間で 自然食品専門の
 食堂といったら 一番分かりやすいかな?

 ソバを食べる方のテーブル席も 山の中の一軒家の趣味のソバ屋さんといった
 雰囲気です
 山形村山市の田舎のソバ屋さんを思い出しました

 テーブルの材質 置いてある容器 調味料 椅子 その高さと目の位置
 全て趣味がよく ソバ好きな友人に呼ばれて ソバ振る舞いをうけたような気分になります

 蕎麦はふと切り 細切り あらびきとあり かも汁蕎麦は太打ちを温かいつゆで食べられます
 今日はかも汁を太打ちでいただきました

 蕎麦前に天野酒(冷や)をいただきましたが ひじきが肴についており
 絶妙の歯ざわりと 鼻を抜ける控えめな磯の香り 柔らかな塩気で お酒が進みますが
 このおさけは蕎麦のために頼んだものだからと 少しだけで我慢して蕎麦と一緒に
 楽しみました

 蕎麦は太く力強く 噛むことを楽しむ蕎麦で 噛み切れず行儀の悪い猫のように
 なりがちですが テーブルに小さなはさみが置いてあり 骨付きカルビよろしくチョキンと
 切って食べるのがここの流儀のようです

 テーブルの上には 岩塩や海塩など特別に美味しい塩が数種類置いてあり
 それをつけて蕎麦を食べると これがまた美味しく
 色々試してみるのが楽しくて かなり塩で食べてしまい
 気がつくと半分以上塩つけ蕎麦でたべてしまいました

 世間では塩をつけて食べる蕎麦といえば ちょっと通を気取った
 分からないのに分かったような 「はんか通(知ったかぶりの意)」と
 思われがちですし 自分でもそう思った事がありますが
 塩で食べて美味しいという実感がはじめてわかった、いえ教えてもらった
 ような気がします

 そこで慌ててかも汁の味見をしてみると これが又美味しい
 普通こういうものは 蕎麦に負けてしまい薄く感じてしまうものに
 出会うことが多いですが ここのは太打ちに負けていません

 そこで邪道かも知れないのですが しばらく蕎麦をつゆに沈めて
 馴染ませて食べてみました。
 タイミングを合わせれば うまく馴染んで私の好みの蕎麦になりました

 お酒は柔らかく やや甘のようですが べたべたとした甘さはなく 上品な
 コクと香りがあり よく冷やしてあり 蕎麦とよくあいます

 蕎麦を先に食べてしまい 残ったかも汁をすすって肉と根深を噛みながら
 あっというまに全部平らげてしまい ひといきついた頃には 幸せな気分です

 ごちそーさま 今日は締めの蕎麦は止めにして 退散します
 久しぶりに美味しいものを食べました

 食べれば食べられるけど 今の状態が一番美味しい状態です
 楽しみは次に取っておけば 又来る理由が出来ます

 日本版ミシュランガイドって どんな基準でお店を選ぶんだろう 
 どんな人が どういうところをチェックされるんだろう?

 私なんかはそこに掲載されている ほとんどのお店には 縁がないので
 想像もつかないですが 好きなお店が二店(ここと天笑さん)も出ていて
 親近感があります

 お店はフレンドリーですし 印象はいいですよ
 美味しさのシルシは 店員さんがみんな楽しそうに仕事をされていることです

 遠くから来てよかったとおもえるお店でした

 お店の印象は わざと手間と材料はプロ でもこころはアマチュア
 もてなしは仲の良いお友達のお家へ呼ばれたカンジ
 今まで行ったどんな蕎麦屋とも違う 不思議なお店でした

 でもとっても居心地がいいんです    

 場所はパラダイスへ行く途中です


バスで行こう

2012-06-09 | さんぽ

 大阪市大正区にそれはあるという
 以前そんな噂を聞いて 地図もみずガイドもみず
 ふらっとJR大正駅に降り立ったことがありますが
 そのときはなぜかたどり着けず
 自分の無計画さに後悔しながら また来ようと誓うのでした

 そこはオキナワ村 その昔沖縄から移住してきた人が多く住む町
 明るく陽気で南国的な雰囲気を持つ町
 そんな想像を掻き立てるところ
   
 大正区は大阪市で一番電車交通の少ないところ
 駅はJRが端をかすめるだけ
 そのかわりバスが頻繁に行き来しており
 数は少ないけれど大阪駅前からも直通便がでています

 このバスは大阪駅から終点まで乗っても均一200円
 往復400円で遠足できるなんて夢のようです

 
 大正区平尾、そこがパラダイスの入り口でした
 なんだか想像と違い 人影はまばらだし町はお祭り騒ぎじゃなくしっとりと静か
 というよりどこにも有るような シャッター通りと
 疲れたようなお年寄りが休み休み散歩する風景

 くたびれたような人々の顔  
 
 でもここがちょっと他所と違うのは 商店街の店主さんや 街往く人が明るく親切なこと
 道を聞いても買いたい物の売り先を聞いても 丁寧親切でした
 それにここが間違いなく沖縄村だと感じたことがあります

 街往く人の顔つき骨格が 明らかに違うこと ほりが深い 若い子は目が大きく
 黒目がきれい 小柄でほっそりとしてキメの細かい肌 或いはがっしりとした
 どこかうみんちゅを思わせる体格の男性 アクセントがすこし違うはにかんだような喋り方
 もみ上げの濃い太い眉の中学生 ふくよかな年配のおばさん 笑顔が素敵なおじいさん 

 
 ここはまだ入りやすいです
 もしかしたらパラダイスの懐に入れるかもしれない入り口の場所
 アーケードにはいる手前にある、露天の立ち飲みやさん
 沖縄式ホルモン焼きやさん(もちかえりOK)

 豚のホルモンを 串に刺して目の前で鉄板で焼いていて
 一本いくらでビールと一緒に飲み食いできます
 これ以上分かりやすいものはありません 串を並べてほとんどがおでんの
 半分くらいの値段 ビールはオリオン 気分はオキナワ パラダイス
 オリオンのラベルもオキナワ限定版

 町の人と触れ合える(かもしれない)場所

 暑い夏になれば夕涼みがてら 夕方来てパラダイスの何処かの酒場で
 飲みたいな 

 

  帰りも200円バスで帰ることにしました
 寄り道を諦めるくらいの安い値段だから 大人しく帰れます
 

 パラダイスのお土産は  豚の皮付き三枚肉 酒の肴。 珍しいワタガラス カツオの内臓の塩辛
 高知辺りの酒場でみることはあるけど ほかではあまりみかけない

 パラダイスでは普通に手に入ります

 
 終点大阪駅で

 堂々と市バスの運行を止めているおばさん
 連れが遅れているので 身体を張ってバスを止めています

 片足をステップに乗せ ケイタイを耳に当て会話しながら 
 ひっしでドアの閉まるのを邪魔しています

 交通局の人が抗議しています
 いい加減にしてください! もう出発時間を過ぎています
 そこをどいてください 他のお客さんの迷惑になります

 おばさんは手すりを放さず 知らん顔で連れが来るまでバスを止め続けています

 数分して連れの男性(見たところ立派な紳士)と年配の女性がやってきました
 二人とも急ぐことなく 歩いて乗り込みました

 みれば普通のおばさんと男性 しかも男性はケイタイを持っていません
 どうやらおばさんがケイタイで呼びかけていたのは 芝居だったみたいです

 これが大阪の現実だと思うと ちょっと悲しい(怖い?)
 こんなじゃ 国際都市として外国のお客さんを迎えるなんて無理なのかなー

 一般市民の居住地までゆけば あんなに親切な人たちがいっぱいなのにね
 どちらもおおさかの現実なのです


薄妃の恋

2012-06-08 | 読書

 やっと僕僕先生が帰ってきました
 王弁君は大喜び 何もかも捨てて 身一つでセンセイのお供に
 旅立ちました

 

 相変わらず いじらしいくらいひたむきな王弁くん つれない先生
 でも曖昧な第一シリーズに比べ この本からはしっかりした実感を持って
 先生のお供をする王弁くんをとらえます
 
 ドラマの本当の主題は 旅や仙人の話じゃなく 二人の旅物語だと思います

 新しく加わったお供の薄妃さんは 空気マクラのように 身体がペラペラで
  へそから息を吹き込んで 膨らませるという体質の持ち主ですが
  いたって気立てはよく カラッとしていて 明るく元気 よく気が利いて優しい
  何度も人の危機を救います

 もしかしたら作者の中国の女性観が出てるのかも


スルメイカのイタリアン

2012-06-07 | ランチ

 出始めの頃に比べると スルメイカも随分大きくなりましたが
 フライパンで焼くには このくらいが限度の大きさだと思います
 これ以上大きくなれば ワタも扱いにくく 丸ごと食べるには
 それなりのテクニックや鮮度が要求され 素人は扱に難くなりそうです

 骨はあらかじめ取っておく事 足と胴の間の胴側の目と目のあいだくらいに
 すこしとんがった部分があります
 そこをつまんでちぎると 半透明のビニールの紐みたいな 細くて長い
 モノが出てきます これがイカの骨です
 まるでタッパーのふちのシール部分みたいですが 食べるとき口にさわりますから
 できるだけとりましょう

 あとはいつものように みじん切りしたにんにくと低温のオリーブオイルで
 焼きましょう 蓋をして蒸し焼きにした方が 火の通りがいいし柔らかく出来ます
 仕上げにホールトマト(缶)の汁で味付けして(じゃぶじゃぶに多いほうが美味しい)
 塩胡椒して出来上がり

 ピーマンはレンジで一分チンして 添えてあります

 取り出して煮汁のトマトソースをかければ出来上がり
 (写真はまだソースをかける前です) 
 ソースはパスタと合えると もう一品食卓の料理が増えます


野菜の煮物

2012-06-07 | ランチ

 豚の角煮を作ったとき 豚を茹でた茹で汁が
 美味しかったのでとっておいて 煮物を作りました
 キャベツの芯と外側の堅い部分 人参を煮込んであります
 人参はピーラーで削って薄くそぐと 簡単に薄切りになります
 油揚げも一緒に煮込みます


食物センイのちから

2012-06-05 | ランチ

 レタスばかり食べても 食物繊維摂取は はかばかしくなく
 満腹感が得られてダイエットには有効なようでも
 本当の意味でのヘルシーではありません
 見かけのよさの洋野菜より 日本古来の野菜や乾物野菜が
 一番有効なのではないかと思います

 昔からの地味な和食や お袋の味 家庭料理 昔料理
 田舎料理に分が有るようですが この辺は私も不得意分野なので
 何品か青森の叔母さんに作り方を教わって作ってみました

 いやー東北人の料理の腕は バカにできませんね
 関西や東京の主婦の腕を上回る レパートリーの広さ
 数 種類 応用力 どれをとっても 料理やその他家事の「おんな力」
 が勝っているのを感じます

 左からコンニャクの甘辛炒め(カミナリコンニャク) 干し大根と油揚げと
 蒟蒻の煮物 胡瓜のヌカ漬け ミネラル食物繊維たっぷり 低カロリー
 のヘルシーメニューです

 教わったレシピはもっと手が込んでいましたが 私のようなものでは到底出来ず
 簡略メニューになりました(干し川海老とか 海草とか使いこなせないよ)

  おいおい教わって マスターしてゆきます