ゆっくりかえろう

散歩と料理

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レンジでご飯

2012-06-30 | ランチ

 100均でレンジ炊飯器を買ってきました
 指示通り炊くと 電子レンジでご飯(1合)が見事に炊き上がりました
 一人分ならこれで充分間に合います

 でも・・
 なぜかご飯が美味しくないのです

 ウチでは最近までガスでご飯を炊いていましたが 釜が壊れたことと
 炊飯量が独りになって減ったことで 電気炊飯器に切り替えたのですが
 それでも一人分は色々不都合が多いです
 
 電気炊飯器は炊き上がりまでに時間がかかります
 節電の夏には不向きですし タイマーが有るにしても
 急には間に合いません

 レンジ炊飯器は炊飯時間も電気炊飯器より短く 有利ですが
 電気炊飯器よりさらにご飯が美味しく炊けません

 調べてみると ふきこぼれを計算に入れて 水分量を多めにしてあり
 それでちょうどの水分量と 炊飯時間やレンジの時間をコントロール
 するように設計してありました
 これを作った人はかなり賢く 天才だと思いましたが 簡単便利のほう
 にシフトしたつくりを取った為 味のほうは二次的な課題として残ったのかもしれません

 吹き零れた水の跡に 薄い膜のようなノリが沢山 中蓋や容器の外についていました
 中蓋の比較的キレイに残ったノリ状のものを食べてみると 甘くて美味しいのです

 ご飯の甘みやうまみは 吹き零れた水と一緒に流れてしまったようなのです
 吹き零れが多いからといって 水を減らしても今度はご飯がうまく炊けないと思われ
 違うアプローチから 考えないといけないようです
 
 対策としては ふきこぼれをなくすこと それには・・・
 三合用の深い容器で一合のご飯を炊くこと 水分も減らすこと 或いは
 吹き零れ対策の器具を使うことなど 炊飯時間も色々と替えて
 やってみないといけないようです

 たしかにこの容器では 一合のご飯を炊くには小さいし浅いし ちょっと無理が有る
 と思います。
 でも100円でここまで仕上げるのは すごいのひとことですけど。
 もう少しやってみます

 今年は大幅な節電要請が出ていますし 意義の有ることだと思います 


死ぬことと見つけたり 上

2012-06-30 | 読書

隆 慶一郎氏著
武士の指南書として戦前愛された葉隠を 作者なりの解釈で 物語として書いた作品。
思想的解釈を離れて 痛快な佐賀武士の精神的土壌に立って 骨太な人物像と
核心をついたストーリーは 葉隠の解釈として斬新です。
幕末活躍した佐賀武士の謎が 解ける気がしました。
作者は戦前生まれで この世代の人は葉隠を すごく肯定的か 或いは否定的かどちらかなのですが
違う視点で捉えている所が 作者の大きさであり この作品の面白さに繋がっています。

武士道の指南書に多く利用された葉隠れが 隆 慶一郎にかかると 冒険活劇に変わってしまうさまは愉快です。
 元本の葉隠れを読んでみたいと思ってしまいました。