子供の頃は切り干し大根って 嫌いな代表メニュー
でした
食卓に出ると
こんなもの美味しくないし 年寄り臭いし 食べたくない
っていっておかずを横へやると これを作った母は
悲しそうな顔をしていました
その「こんなもの」が無性に懐かしく そして美味しく
素朴に地味があってなんと美味しいものだろうと
感じられるようになりました
まさかこれが美味しく感じられるようになるとは
夢にも思いませんでしたが 今でもあの日の母の
悲しそうな顔は 忘れられません
切り干し大根は 豚の角煮を作ったときの豚とカツオ節で
とった出しエキスを使います
脂分は丁寧に取り去り 醤油で味付けし ピーラーで削り取った
人参を刻み一緒に炊き合わせます
切干のキライな人も美味しいと感じられるコクのある味になると
思います